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「今夜はこれを使って見ましょう、ダーリン」
ある日、百合が差し出したのは小さな小瓶だった
「これは何だい?」
「『エクスタシー』って聞いたことある?」
「歓喜の状態なら今まさに僕はそのさなかにいるよ」
和樹はソファーの上で百合を引き寄せて頬にキスをした
「愛を高めるお薬の事よ、お友達の美香ちゃんにもらったの、「リキッドエクスタシー」っていってね、これを飲むととっても感度が上がるんですって、でも多くはダメ、このお酒に少しだけね・・・」
と百合はそれを数滴交ぜた酒を和樹に渡した、飲んだ後は和樹は百合と夢の世界に浸った
まさに外国の安っぽいラブソングの世界だった
私を愛して、愛して、愛して、愛して・・・なんてくどくて馬鹿げた歌詞だろうと以前は思っていたが、今はそうでないとことが理解できた
本当に何度言っても足りなかった、何度彼女の中に射精しても足りなかった、世界が突然輝きを増して、一段と美しくなった、全てのモノに魔法がかかったみたいだった
その魔法の世界の女王は百合だった
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