コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
俺は急いで玄関に向かう。ドアを開けるとホッとした顔の涼ちゃんがいた。
「あっよかった。いたんだね〜。もしかして、寝てた?」
「いや、大丈夫だけど…。とりあえず寒いから中入りなよ。」
お邪魔しま〜すと涼ちゃんは中に入ってきた。
「若井、体調悪いの大丈夫?熱は?」
「ん〜熱はないけどちょっと体がだるくて。」
そういうと、涼ちゃんは買ってきてくれていた、飲み物が入ったレジ袋をトンと置き、こっちを心配が滲んだ眼差しでみて言った。
「ほんとに…?体調が悪いだけ…?」
「え…?本当だよ。 」
俺は内心全て涼ちゃんに見透かされている気がして焦った。
「…。僕からみてると最近の若井は、苦しそうだよ。無理して笑って取り繕ってる。気が抜けてる時の表情は暗いし。」
俺表情に出てた?周りが分かるほどに?
真冬なのに冷や汗が背中を伝った。
今日はやけに察しのいい涼ちゃん、俺の心情を読み取ったのか、
「大丈夫だよ。周りのスタッフさんとかは全然わかんないと思う。現に元貴も気づいてなかったんだから。」
とフォローしてくれたので、少し安堵することが出来た。
なんで涼ちゃんは俺の変化に気づいてくれたんだろう?とそんな些細な疑問が頭に少しよぎった。
「若井。僕で良かったら話聞くよ?大事なメンバーなんだから悩んでるなら力になりたい。」
涼ちゃんは俺の事をそっと抱きしめてくれた。人の温もりに包まれて冷えきった心が溶かされて行くようで、気づいたら涼ちゃんの腕の中で大の大人がわんわん泣いていた。
涼ちゃんは俺が落ち着くまでそっと、背中を撫で続けてくれた。
____墓までもっていくつもりだった秘密だけど、涼ちゃんには話そう。涼ちゃんならきっと大丈夫。
俺は今までの元貴への想いや、嫉妬に駆られてる今の心情を余すことなく全て涼ちゃんに話した。
やっぱり💛さんは癒し枠ですね!!
💙さんずっと泣いてて本当に可哀想になってきた( ´・ω・`)