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3月13日。
違う科のアキちゃんと
仲良くなりたかったこともあり、
私は6駅ほど先にあるとこまで
アキちゃんと遊びに行った。
アキちゃんとは同じ学校で、
違う科で、あまり話したことはなかった。
学校で1.2回ほど話したくらいだった。
その子とわたしは遠くまで遊びに行った。
そして、この遊びでわたしは
色々な情報を手に入れた。
アキちゃんがイツキの元カノであること。
イツキはまた他の女の子に手を出していること。
被害にあった女の子が何人もいるとのこと。
そしてアキちゃんに
「証拠のメッセージとかある?
先生に相談するからそれ送ってほしい!」
と言われ、わたしはアキちゃんに送った。
だが、次の日、わたしは
衝撃的なことを目にする。
たまたま外でSNSを開き、
アキちゃんのメッセージ欄を見る。
すると、そこには、
【このアカウントは非公開です。】
どうやらわたしは、
アキちゃんにブロックされてしまったようだ。
謎に包まれた。
訳がわからなかった。
これを見た瞬間にわたしは
意味のわからない声ばかり出してしまった。
「え、?は、?どういうこと…?
え、なんで…?」
と。
外だったこともあり、
周りにはすごく変な目で見られた。
私のフォロワー欄を見る。
100人近く居たフォロワーはかなり減っていた。
フォロワー欄を探り、 そこで気がついた。
違う科の人、全員にブロックされていたのだ。
わたしの予想が作られた。
“また誰かに変な噂をされているのだろう”
“誰かが変な噂を流したのだろう”と。
そのことがどうしても気になり、
夕方、信じていたある男子、
ユウくんに メッセージを送った。
『久しぶり、急にごめんね。
学校で今私の変な噂とか流れてる?』
『こんばんは!ううん、りうさんの噂とかは全然聞かないよ』
ここでわたしは”おかしい”と気づいた。
この文章は明らかにユウくんのものではない。
ユウくんが送ったものではないと、
すぐに気がついた。
なぜなら、ユウくんはいつもわたしに対して
敬語で話していたし、
口調が明らかにユウくんではなかったから。
そうすれば突然、おかしなことを
ユウくんは聞き出してきた。
『彼女いるってほんと?』
『まだ僕のこと好き?』と。
私は回答に困り、『返事に困る』と返した。
『そっか…』
『返事しておきます。
僕はりうさんとはお付き合いできません。』
と、急に言われ、
謎に包まれたが冷静に”わかった”と返した。
次の日の朝、わたしは朝早くに起き、
することは1つ。
同じ学校の子、全員をブロックするということ。
朝早くにすると、気づかれにくい可能性もある。
だからわたしは早起きをし、
この時間帯を選んだ。
SNS、位置情報共有アプリ、
グループメッセージ、
全て、同じ学校で繋がっていた人を
ブロックした。
これ以上、わたしの噂を広めないために。
これ以上、わたしの変な噂が出来上がらないために。
これ以上、わたしの情報が漏れないために。
わたしは、この学校のみんなと、
永遠の別れを決断した。
楽しかった思い出は絶対に忘れるつもりはない。
あなた達に忘れられても、
わたしは嫌でもあなた達のことを覚えている。
~永遠の別れ~