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補足)きょーさんには元々純白な天使で信仰者は多くは無いが、毎日数分祈るだけでも自分の存在は消えなかったと言われています。 しかし、ある事件が起きます。(下に続く
…好き… なんでそんな設定を思いつくんだ…
供給が……!
足りるけど書く。
[宗教]
きょーらだ
カツカツカツ…
大きく神聖的に見える程天井は広くガラス窓のある広場で1人が足を止め、ゆっくりと祈りを捧げる
ここは山奥にあり、もう何年も使われていない。
所謂、廃墟と化した宗教施設である。
「今日も一日見守ってください。」
他愛のない願いを祈り続ける彼は青色の瞳をしていた。
「“らっだぁ”もういいんだよ。」
上から響くように声が聞こえる。声がした方を見ると羽が黒く染った天使らしき人物が上から見下ろしている。
らっだぁ「“きょーさん”は信仰がないと死んでしまうんでしょ?」
そう言い、青い瞳の彼は目に光を宿しながら祈りを続け囁く。
きょー「もういいんだよ。俺は大罪を犯した。信仰される理由もなけりゃ、愛される資格も、生きる資格もない。」
そう言い天使には似合わない煙草を懐から取り出し火をつける。
ー信仰が1人だったときー
その信者が一日の半分以上の時間を使わないと死んでしまう。
ーーー
ため息をつく。
信者が1人になって早5年。
俺も大罪を犯したまま、5年を過ごすのは神への冒涜に過ぎない。
きょー「俺みたいな大罪を犯した宗教より、真っ白な色んな人が集まる場所に行けば良いのに。」
そっと愚痴を零す。
今生きられているのは彼が信仰をずっとしているからだと気づきつつ。
らっだぁ「……俺はきょーさんを信じてる。それが宗教でしょ?」
本を閉じ、満面の笑みで笑う
あまりにも光が溢れている。
そんな彼に出来ることは俺には無い。自分が生きるための信仰だけしかない。
罪悪感は会う度にのしかかる。
自分が大罪を犯さなかったらもっと彼は笑顔になれたのだろうか。
…いや、なれたに違いない。
俺からもう離れる時間だ。
もうこの宗教はここでおしまい。
そして、俺はもうひとつの大罪をしてしまうことをお許しください。
ガタン
きょー「これでもか?」
そう言い、不慣れな手つきでらっだぁを押し倒す。
焦り、緊張。
全てが複雑に混ざり合い、なんとも言えない事をしてしまった。
押し倒した手を胸によせる。
七つの大罪のうちの1つ。
色慾。
羽が黒く染まり、羽がボロボロになっていく。
きょー「こんな“俺”でも信仰できるか?」
その言葉に答えるかのようにらっだぁは胸の手を握る。
(これで嫌われた)
そう思っているのもつかの間、手を引き寄せられ、そのままキスをする。
きょー「?!」
らっだぁ「勘違いしてない?この宗教の教派が好きなんじゃなくて、きょーさんがやっている宗教が好きなの」
そう言い、獣のような目でこちらを見つめられる。
きょー「…どうなっても知らんからな」
そう言い、悪魔のような笑みを浮かべた
そう言いゆっくりと服を脱がしていく。
初めの頃とは異なり、どこか手馴れた手つきで解くきょーさんは色っぽく感じる。
らっだぁ「俺みたいにこうやってやった人いるの?」
悪戯心で聞く
きょー「いや、らっだぁが初めて」
そう言いあっという間に服が椅子の上に置いてある
らっだぁ「きょーさんの変態。」
そう言い、煽るかのように抱きつく。
ゆっくりと下に手を伸ばす。
らっだぁ「…解かなくてもいいよ。」
そう言い、自分の肉棒に自分から挿れていく。
しかし、解いていない“処女”の為、全く入らない。
これ以上やると快楽よりも痛みの方が強くなる。
きょー「駄目ッ」
そういうも無視して続ける。
すると急に下から締め付けられる感覚とほのかに暖かい人肌を感じた。
らっだぁ「……ッ(涙」
すると自分の肉棒がらっだぁの中に入っている
無理やり入れたからか血が流れ聖書を濡らす。
あの笑顔で何度も読んでいたあの本を汚す。
その感覚が自分が大罪をしたときよりも遥かに罪悪感が増す。
きょー「もうやめよう。」
自分で誘ったのに自分でやめようと促す。
もう奪ったものは取り返しがつかないと分かりつつ。
らっだぁ「いいの…俺は構わないで良いから」
「欲のままに俺を食って。」
そう言い、頬にそっとキスをされる。
「ごめん。」
そこからは自分が自分ではなくなっていた。
無抵抗な信者を一心不乱に腰を振る姿は自分自身でもわかるほどに許されない行為をした。
らっだぁ「ッあ゛んッ…//ハァハァ」
その行為を薄く涙を流しながら、だけど決して[嫌だ]や[やめて]とは言わなかった。
パチュパチュ……
下品な音を立て長い時間腰を振る。
最低な事にらっだぁの血のお陰で出し入れはやりやすかった。
自分の頭も制御ができなくなる。
もっと早く。もっと深く。もっと……
ゴチュン
その音で正気に戻る。
らっだぁ「お゙ッ?!あ゙ッ〜♡」ビクビク
ビュルルル
きょー「らっだぁッ!ごめ…!」
急いで抜こうとすると
らっだぁ「んはッ//もっと…」
その言葉が最後、その先は覚えていない。
だけど。
「お゙ッ〜//イッちゃうッ〜//」
…ッ
この声は多分空耳だ。
そう思わないとやって行けない。
チュンチュン……
きょー「朝か。」
今日の朝はいつもより明るい気がする。
自分の下にはらっだぁがいる。
そう。白濁液が体に。血が流れた聖書が床に落ちている。
きょー「…大罪を繰り返したものは罰するべし。」
これはこの教会の教えであり、教訓だ。
つまりは。
「さよなら。らっだぁ。」
最後に俺が残せるものは……
らっだぁが俺にくれた
“信仰の恩返しだ。”
ふわり。視界が揺れる。
あたりが暗くなる。
……来世は逢えないように。