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「そうやな ガチョウはつまり・・・・
富を生み出すものですわ
不思議なことに人間は誰しも
この金の卵を産むがちょうを持っているのさ
そして
これも不思議なことに誰しもがその事実に気づかず
卵だけに意識が言ってそれを生み出している
がちょうを粗末にあつかうモノよの・・・」
「富を生み出すもの・・・・・ 」
キラリはボソッとつぶやきました
「あたし持ってないわ 」
「あたしも 」
自分もと言いかけました
いったい
今中学２年のキラリにお金を生み出すものなんて
何があるでしょうそれにうちは
とても貧しいのですから
陽子とお姉ちゃんとキラリは考えこんで
しまいました
「だから 言ったろ 人間誰しもが
それに気づいていないってね
ああ・・・
少し酔いが回ってきたかね
わての言いたいことはあとひとつだけ・・・ 」
おばちゃんは
キラリ達３人にびしっと指をさしていいました
「お前さん達のガチョウは殺さないことですな 」
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