涼太の口が、俺のものを含む。
ここまでも、優しく、ソフトに、大切に扱って、俺の腰が甘く切なくなるくらいまで丹念に愛撫してくれていた。
💙「はっ…はあっ…ねぇっ…出そう」
俺はたまらなくなって、シーツを握り締めた。
❤️「出していいよ……」
涼太が咥えたままで優しく言うもんだから、俺の敏感な部分は小さく振動して、とうとう、涼太の口の中で弾けた。
💙「はあっ…はあっ…」
❤️「翔太、可愛い」
涼太は口の中のものをいつも一雫も残さず、飲み込む。
💙「出せよっ…きたないっ…」
❤️「翔太の美味しいの、飲みたいんだ」
舌で口の周りをきれいにしながら、涼太はけろりとしている。そして、恥ずかしがる俺の頭をポンポンと撫でて、俺に服を着せる。
いつも、ここで終わる。
俺ばっかりじゃ不公平だから、涼太のもしようか?と聞いても、絶対に断られる。
❤️「翔太はそんなことしなくていいから」
💙「なんで?俺にだってできるよ?」
❤️「ほんとに、いいから」
涼太は食い下がる俺の、おでこにキスをして、この話は終わる。
これ以上しつこくしても、いつも困ったように黙ってしまい、気まずくなるだけだった。
涼太は付き合っていて、恋人としてとても紳士的だし、優しいし、作ってくれるご飯は美味しいしで至れり尽くせりなんだけど、夜の営みだけが俺には少し不満だった。
いつも口で、俺だけがいかされる。確かに気持ちいいけど、先に進まないのかと聞きたくなる。もうとっくにこっちの腹は決まっているのに。
💙「はあっ……っ、りょうた……っ」
今夜も涼太の口の中に出した。
冷めてからすぐ俺は恥ずかしさを封印して、とうとう強引に涼太のものを触った。
❤️「翔太っ!!」
触った途端、涼太は腰を引いて、それ以上触らせないようにしたけど、案の定そこは、苦しそうにぱんぱんに勃ち上がっていた。
💙「えっ」
子供の頃も見たことがあるし、ツアー中、何度か一緒に風呂に入ったこともあるけど、興奮した状態は涼太の平常時のそれとかなり違っていた。
💙「えーと。俺に触らせない理由って…」
❤️「ごめん。俺の太いの」
涼太は恥ずかしそうにした。
あんまり表情に出さないやつが、困っている。俺は不覚にも、可愛い、なんて思ってしまった。
💙「大丈夫だよ」
はっきり言って怖かったし、全部受け入れる自信なんてこれっぽっちもなかったけど、涼太のコンプレックスをそのままにしておくのは可哀想だ。
💙「先、進もう?」
❤️「そんな…翔太に痛い思いさせたくない」
涼太は口ではそう言うも、口角が少し上がっていて、期待を隠せない表情をしていた。
こうなったら、俺も引けない。
勇気を総動員して、涼太の胸に、顔を埋めた。
💙「い、いいよ。して」
数十秒、間が空いて。
涼太が言った。
❤️「本当に?」
💙「ん…」
ぎゅっ、と涼太に密着する。それが、OKのサイン。
すると、涼太は優しく俺から離れ、ローションを手に戻ってきた。
まず、唇を重ね、遠慮がちに舌を差し入れる。その優しい始まりとは対照的に、涼太の舌は熱く、舐めてくる様は情熱的だった。
こちらはされるがままで自分のものがまた勃ち上がるのを感じた。
涼太はキスが上手い。ここまでは知ってる。でも、今俺が受けているキスはこれまでで最も強く激しかった。
💙「んっ……はあ…っ」
❤️「翔太、脚、開ける?」
💙「ん…っ」
❤️「ありがとう」
膝を立てて脚を開いて待つ。
涼太が、指にローションを塗って、後ろの孔を使って丁寧に出し入れを始めた。
慣れない異物感が襲ってくるが、何とか耐える。
❤️「翔太、やっぱり止めようか?」
俺は首を振った。
ここまで来て、引き返したりしたら二度とできなそうだ。
涼太はゆっくり、ゆっくりと指の出し入れを繰り返す。時々聞こえてくるくちゅくちゅという音がいやらしい。
すっかり勃ち上がっている俺のものも、涼太は同時に触ってくれているから、お陰で恐怖心も和らいだ。
❤️「2本まで、入ってる。痛い?」
💙「うう…ん。もっと…だいじ…ょうぶっ」
涼太の愛撫が優しくて、お腹の中の違和感はそこまで感じなくなってきていた。
💙「んっ!」
時折り指の先に初めて感じる感覚も付いてきた。なぜかそこを弄られると、勝手に腰が浮く。涼太は俺のその反応を見て、繰り返し、俺の弱いところを突いてきた。
❤️「もう3本入ってる。……いけるかな?」
涼太の一人言が聞こえ、俺はいよいよその時が近づいてきているのだとわかった。
そこはもうとろとろで、さらなる刺激を欲しがり、ひくついている。でも、涼太の太いあれを思い出すと、大丈夫とも言えなかった。
💙「あっ……」
明らかにサイズ感の違う大きなものが、俺の後ろにあてがわれた。
みし。
💙「っ……って!」
声を出すまいと思っていたのに、つい、出てしまった。涼太がすぐに腰を引こうとしたのがわかって、俺は腕を伸ばして必死でそれを阻止した。
💙「んっ…だい……じょうぶっ」
❤️「無理しないで」
💙「りょ……たに、きもちよく…なって…ほしいからっ」
肩で喘ぐように息をしながら、俺は応えた。
涼太はおでこに優しくキスをして、何度か入り口で、数センチ?いや数ミリ?挿入し、慣れるまで動かさずに腰を馴染ませている。
こっちはこっちで圧迫感で辛くなるのを、顔に出さないように頑張る。ここはもう気合いで頑張るしかない。少しでも辛そうにするともう一生繋がれない気がした。頑張れ、俺の身体。耐えてくれ。
ぐぐぐぐ…。
涼太が中に入って来た。
確か長さはそこまでじゃなかったから、もう少し、もう少し。心の中で俺は自分自身に必死にエールを送った。
💙「んあっ……あっ…あ」
❤️「ふっ……っふ…」
やがてどうなっているのかわからないが、涼太の腰の動きが止まった。
涼太は俺を強く抱きしめた。
❤️「さいっ……こう」
💙「へ?」
❤️「翔太の中、あったかい。気持ちいい」
💙「そ…う?」
後で聞いたら、この日はやはり全部は入りきらなかったらしい。涼太は鋼の精神力で腰を少しも動かさず、俺の中の感触を感じるだけで結局この日もイクことなしに終わった。
涼太は、俺の前が自分の愛撫でイッたのを確認すると、俺から離れた。
あそこがじんじんして、脚が震えて力が入らない。涼太は血が出てる、ごめんね、と言って、後ろにキスをして、軟膏を塗ってくれた。
お互い初めて裸で抱き合い、涼太の胸の中で俺は疲れて眠った。
目を覚ますと、もう既に起きている涼太は、いつも通りキッチンで朝ごはんを作ってくれていた。
トーストの香ばしい匂いに食欲を刺激される。腰はまだ少しだるいけど、大丈夫だ。
❤️「おはよう翔太」
💙「はよ、涼太」
❤️「シャワー浴びて来な?出る頃には食べられるから」
💙「ん」
俺はカウンター越しにキスを求めて、涼太に優しく応えてもらい、満足してバスルームへと向かった。
おわり。
コメント
17件
わーーーゆり組だーーーー!!! え、まきぴよさんさすがすぎません??最高なんですけど🫣🫣🫣
おはようございます☀ ゆり組素敵❤️💙 舘様の包容力よっ!!
舘さん…わかるなぁ。だからパンツ長いのか……(違)