コメント
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逃げ出すなんてしょっぴーらしい笑可愛すぎ(((o(*゚▽゚*)o)))
続きが気になりすぎる!
💙「わ、悪いかよっ!!!」
俺は思わず立ち上がって、他の部屋に逃げた。
ドアを閉め、鍵を掛ける。
自分で2人を呼び出しておいて、うわーっとなって、あの場を逃げ出してしまった。
涼太も涼太だし、阿部ちゃんも阿部ちゃんだ。佐久間なんてうるさいだけで、ちっとも役に立たない。
なんか、気づいたら3対1みたいな構図になってる気がして、俺はいたたまれなくなってしまった。
自分で自分が情けない。
好きなら好きで、好きって言えばいいのに。そんな当たり前のことができない俺って何なの。恋愛偏差値、幼稚園児以下じゃんか。
佐久間は涼太の気持ちがわかってる。俺と同じように言葉が少なくてもちゃんと理解し合ってるし、強要もしない。
でも、阿部ちゃんは?
阿部ちゃんは俺の気持ちを知ってるくせに、どうしてそんなに言葉を言わせたいんだろう。
もう出だしからわけわかんなくなってきた。
トントントン。
💙「うわっ!!」
いきなりノックされて心臓が飛び跳ねた。
💚「翔太、出ておいで」
💙「…………」
💚「俺は気にしてないから」
💙「だって」
💚「いいから、出ておいで。意地張ってるといいかげん怒るよ?」
怒られるのは嫌だ。
我儘なのはわかってるし。
俺はドアを開けた。
つづく
第5話→michiruさんへ