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「…ふ 、ン…ぁ、ッ…はぁ、…」

「……悟…」

身体があつい。全身を巡る血液が沸騰したみたいな感覚に頭がぼうっとする。ゆっくりとした抽挿に上擦った声が押し出されて、傑とふたりきりの部屋に消えていく。

「す ぅる、…ッすぐ……ふぁ、」

「ん…なぁに、」

名前を呼んで手を伸ばせば、太く角張った指が絡みついてくる。行為の最中に手を繋ぎたがるなんて我ながら女々しいなとは思うけれど、そうしていた方が気分がいいのは確かだった。繋いだ俺の手をシーツに縫い付けた傑は、そのまま頬やら額やらにキスを降らせてきた。

「きもちいい?」

「……ンな こと、…ぃ ちいち、…ぁ、ッん…きく な、」

「悟の口から聞きたい」

何度か身体を重ねてきて気づいたけど、傑は俺に何かしら言わせる(もしくはさせる)のが好きなようだった。普段から察しのいい傑なら俺が何を考えているかなんてきっと分かるはずなのに、それをわざわざ言葉にしろと要求してくる。こんな図体のでかい男にみっともなく強請られたところで…とつくづく思っていたのだけど、最近はそれをすることに多少なりとも快楽を覚えるようになっていて。

「……は ぁ、…あ、ッ…ん、く、…」

「教えて、…悟」

「ッぁ 、……ゃ、…っひぁ、……」

目の前の男に相当絆されていることは自覚している。そしてそれが俺の独りよがりには終わっていないこともわかっている。俺には傑しか見えてないし、傑だってきっとそうだ。きっと、そうであってほしい。

「奥 弱いでしょ。…言うまでやめないよ」

「…ぉま、ぇ、…ッンぁ、…しょ ぅわる、」

「そんなの随分前から知ってるでしょ」

「……ッひぐ、…!」

意地悪く細められた黒の瞳。普段は澄ましたそれが、俺を見つめる時だけは熱を帯びる。それとかち合う度にこころが満たされる。

(俺だけを見てる)

「………きも ち、ぃ…ッすぐ る、…きもちい、…ん、…ん……っぁ、…」

もっと みて。

俺だけにおぼれて。

その顔も、その声も、ぜんぶ、俺以外に見せないで。

「うん、いいこだね…悟…」

「ふ…ぁ、…ッ…〜〜…♡……ぁ、…」

腹の底で燻っていた快楽がはじけて、身体がかくかく震えて、視界が真白く染まる。体内に埋められた傑のものをしつこく締め付けて、更なる悦びを強請っている。

「…すき、…ッす き、…♡…すぐる、…ンぅ、…ぁ、……すぐぅ、う」

「私も 好き…ッ」

「も、と…ッ…♡もっと、…ん ん、…すぐる、…♡」

すき、すき、とうわ言のように口走りながらひたすらに嬌声を漏らす。絶え間なく息を吸って、吐いて、大きすぎる絶頂の波に呑まれて、ぐずぐずと理性も身体も溶かされていく。

「大好き、…愛してる、…さとるっ…」

「…ぉ、れも、…ッ♡んぅ、♡ぅ、すぐ、る♡おれもぉ…ッ…♡」

熱く火照った肌を重ね合わせて、くしゃくしゃに乱れたシーツへと沈みこんだ。

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