彰杏、冬杏注意
進級後設定
彰人視点
朝、冬弥と学校に行ったら杏に変な虫がついていた。
「ちょっといきなりなんですか、先輩!」
「すまないねぇ、白石くん。実験中なんだ。」
「おい!類ー!俺が風紀委員になったからには止めるぞ!」
よりによってついていた虫は変人ワンツーだった。
「杏!」
「白石!」
俺たちは杏のもとへ駆け寄った。
「あっ!おはよう!」
杏はこちらに気づくと手を振ってくれた。
俺も、隣にいる冬弥も顔を赤らめてしまった。
「ちょっと!朝から追いかけっこしないでください!」
「司先輩おはようございます」
「ああ冬弥…おい!るううううぅいいいいいい!」
司先輩は朝からとてもうるさい。視界の隅で神代先輩と司先輩が追いかけっこをしている。そして周りの登校してきた生徒にカメラを向けられていたり、笑われていたりしていた。
「はぁ…ちっ、冬弥、杏行くぞ。」
「うん」
「行こう」
冬弥視点
昼休み
高校2年になってクラス替えがあった。俺は暁山と同じクラスになれた。だが、彰人は白石と同じクラスで羨ましかった。
「冬弥くーん!」
「暁山、来たのか」
「うん、さっきねー。あれ?弟くんは?」
「彰人は購買に行っている」
「そっかー、あ、最近どう?」
「何が?」
「もう!わかってるでしょー杏と、だよ!」
そうか暁山は俺が白石に想いを寄せていることを知っているのか。
「いやなかなか難しいな恋愛とは」
「ウンウン、それも弟くんがライバルとはねぇ」
暁山はすごいな。彰人は自分から話そうとはしないはずだ。誰から聞いたのか。それか自分で気づいたのか。
「よーし!僕が特別に恋愛の講義をしてあげるよ!」
「本当か!」
「うん!杏は鈍感だからね!僕が少女漫画で培った恋愛力!とくとごらんにみせよう!」
「…それは楽しみだ😄」
コメント
2件
彰杏も冬杏も好きな私にとってどっちの恋を応援するか迷うっ……)) 素敵なストーリーありがとうございますっ!!✨
こはねちゃんと瑞希手組んだら最強になる説