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#リゼロ
すず
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第96話『二人の大将軍』
中華連合武闘場。
本戦一回戦・第六試合。
実況が力強く叫ぶ。
「第六試合!」
「楚代表――」
項燕!!
堂々とした足取りで項燕が入場する。
歴戦の大将軍らしい落ち着いた表情。
観客席からは大きな拍手が送られる。
続いて。
「斉代表――」
顔聚!!
顔聚も静かに闘技場へ姿を現す。
二人は中央で向かい合う。
項燕が口を開く。
「斉の大将軍か。」
「名は以前から聞いている。」
顔聚は一礼する。
「光栄です。」
「ですが今日は、勝たせていただきます。」
項燕は穏やかに笑った。
「それでこそ将軍だ。」
李丙が右手を掲げる。
「始め!」
ゴォォォン!!
開始の鐘が鳴る。
両者は慎重に距離を詰める。
派手な突撃はない。
互いの出方を探る。
やがて。
項燕が一歩踏み込む。
鋭い一撃。
顔聚はそれを受け流し、すぐに反撃。
ガンッ!!
攻撃と防御が何度も交差する。
観客席では李牧が頷く。
「基本に忠実。」
「だからこそ隙が少ない。」
王翦も静かに分析する。
「どちらも一流の大将軍。」
「決着は小さな隙で決まる。」
じゃぱぱが身を乗り出す。
「今までと雰囲気が違うな。」
シヴァも頷く。
「派手じゃないけど、一つ一つが重い。」
闘技場では。
項燕が初めて笑みを浮かべた。
「いい守りだ。」
顔聚も笑う。
「攻めも見事です。」
その瞬間。
二人は同時に前へ踏み出した。
ドゴォン!!
拳と拳が激しくぶつかり合う。
闘技場全体に衝撃が走る。
互いに一歩も引かない。
中華を代表する二人の大将軍。
勝利をつかむのは、果たしてどちらか。
コメント
1件
おおっ…第96話、読み終えました…! 項燕と顔聚、二人の大将軍の対決、めっちゃ重厚でかっこよかったです🥀 派手な演出じゃなくて、「基本に忠実」「一つ一つが重い」って感じの戦い、めちゃくちゃ好みです。 お互いを認め合いながらも絶対に引かない、その空気が文章からビシビシ伝わってきました。 最後の拳と拳がぶつかるシーン、ゾクゾクしました…続きが気になります! 🍙さん、今日も素敵な話をありがとうございます🤍