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時は流れ、次の日の朝。午前7時52分。
今日は事前指導のみ!!
事前指導が終わったら帰っていいってことになっている。
多分、明日の準備とゆっくり体を休めて体調万全で来いってことなんだと思う。
今朝は双子と駅で出会わなかった。
まぁ、そういうときもあるよね。
1人で学校への坂道を登る。
入学式以来だなぁ。
トントン。
後ろから肩を叩かれ、激しく驚いた私はビクッと肩を震わせた。
まじで、寝ピクくらい。びくぅってなりましたけど??だれですか。
?「はーるちゃんっ」
うん?誰だ?
この声…もしかして。
は「佐原先輩!?」
悠「おはよ、はるちゃん。いい加減下の名前で呼んでくんない?」
朝から刺激が強い、この声。
朝に聞く声じゃないのよ。
は「…あはは、おはようございます」
苦笑いで誤魔化す。
下の名前でなんて呼んでたら、多分女先輩に殺される。
悠「今日は1人?この間の双子ちゃんは〜?」
は「あの双子は路線が反対なんで会ったり会わなかったりするんです」
悠「なるほどね〜じゃあ今は1人なんだ?」
にやっと笑う佐原先輩。
悠「んじゃ、俺が一緒にいこって誘っても問題ないわけだ♪」
は「は、はぁ…そうですね」
上機嫌な佐原先輩と一緒に学校へ向かう。
悠「はるちゃんあの双子ちゃんと仲良いの?
どっちが好きとかあんの?」
は「え”!!!そんなすすす、好きだなんて。2人とも好きですよ?」
悠「ふーん。かわい」
は「からかわないでください」
悠「え〜ごめんねっゆるちて」
は「きもいです」
悠「え、ひどーい。俺これでもモテるんですけど?」
は「でしょうね、私は興味ないですが、イケメンなんて生憎周りにいっぱいいるんで」
悠「俺もその1人?なんつって」
この先輩調子良すぎだろ!
佐原先輩にはどこか余裕というか、そういったものを感じる。