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昼休みの教室
ひかりは購買で買ったパンを持ちながら
自分の席へ戻っていた
すると
「あ、透ちゃん!」
聞き慣れない女子の声
視線を向けると
透がクラスの女子数人に囲まれていた
「文化祭の時めっちゃかわいかったよ!」
「写真ってある?」
「恋人とかいる?」
「っ……」
足が止まる
透はいつも通り
ぽやーっとした顔で座っていた
「しゃしんー?」
「………あげない」
「えぇ!?なんで!?」
(ひかりとのツーショしかないから)
女子達との距離が近い
胸の奥がもやっとした
……嫌だ
透が他の子に囲まれてるの
なんか嫌
自分でもびっくりするくらい
胸が苦しくなる
するとその時
「あ、ひかり」
透がぱっとこっちを見た
その瞬間
女子達の視線も一気に集まる
「っ……」
なんだか気まずい
でも透はそんな空気を全然気にせず
とことこ近づいてくる
「ひかりおそいー」
「ご、ごめん……」
透は自然に
ひかりの袖をきゅっと掴んだ
その瞬間
周りの女子達がざわっとする
「あっ……私噂聞いたことある…」
「そっか、恋人って……」
「え、ひかりちゃん!?」
顔が一気に熱くなる気がする
でも今はそれどころじゃなかった
胸のもやもやが消えない
透はそんなひかりをじーっと見上げる
「……ひかり?」
「な、なに」
「なんかへん?」
「っ」
やっぱり透にはすぐバレる
「……別に……」
「うそ」
顔をそらした私の顔を見ながら
「なんかむーってしてる」
「……」
言うか迷う
でも透はずっと見つめてくるから
結局耐えられなかった
「……嫉妬したの///」
「しっと?」
「透が他の子と楽しそうにしてたから……///」
言った瞬間
恥ずかしくなって顔を隠す
すると透が数秒固まった
「…………」
すると透は
「うれしい/」
と小さく呟いた
「……え?」
透は少しだけ照れたみたいに笑う
「ひかりがぼくでやきもちやくの/」
「っ……///」
そんな嬉しそうに言われたらまた照れてしまう
透はさらに近づいてきて
「ぼく、ひかりがいちばんすきだよ?/」
「〜〜〜っ///」
直球すぎる
しかも周りに人いるのに……!
ひかりが真っ赤になっていると
透は笑いながらいった
「だからだいじょぶ」
そのまま
こてん
透がひかりの肩へ頭を乗せてきた
「と、透!?」
「んー?」
「ここ教室……!」
「しってるー」
全然気にしてない
周りでは女子達が
「かわい……」
「なにこのカップル……」
「尊い……」
なんてざわついている
でも透はそんな声も気にせず
ひかりの肩へすりっと頬を寄せた
「ひかり」
「……なに///」
「ぼくもね」
「?」
「ひかりが他の人と仲良くしてるともやもやする」
「っ……!」
透も同じなんだ
そう思った瞬間
胸の奥がじんわり温かくなる
透は眠たそうな目で
ひかりを見上げながら
「だからおあいこー」
なんて
嬉しそうに笑った。