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「パニックになってる暇はない」
鏡花の声はかつての暗殺者時代を彷彿とさせる冷徹さと正確さを帯びていた
呆然と立ち尽くす国木田と敦を交互に見据え、彼女は迷わず救急箱から一本のペンを取り出す
「国木田さん、コンビニ行って…夜用、40センチ、羽根つき、特に多い日用を買ってきて。……あと黒のサニタリーショーツも」
「俺がそんなものをレジに持って行けるわけが…」
「探偵社員なら仲間の危機を救うために羞恥心を捨てるべき」
「………ッ!!そうか、これも人命救助の一環…!!」
国木田は震える手で手帳に「生理用品」と殴り書きし、決死の覚悟で探偵社を飛び出していった
「敦、給湯室で水を持ってきて。お湯は駄目……それと食器用洗剤」
〈日常に役立つ知識:復習編〉
鏡花ちゃんが敦に指示したのは血液汚れを落とすための最短ルートです
食器用洗剤の威力…血液のタンパク質を分解する力が強いため、外出先でのシミ抜きには最強の味方です
叩き出し…裏側に乾いたタオルを当て、表から洗剤を含ませた布でトントンと叩きます。擦るのは汚れを繊維の奥に押し込むためNGです
仕上げ…汚れが落ちたら水を含ませた布で洗剤成分を拭き取り、乾いた布で水分を吸い取ります