テラーノベル
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雨はまだ降り続いてい
部屋の中は静かで
時計の音だけが小さく響いている
ソア
「薬ちゃんと飲んだ?」
テオ
「飲んだ。」
ソア
「ほんとに?」
テオ
「疑いすぎ。」
ベッドにもたれたまま
テオが少し笑う
でも顔色はまだ悪い
ソア
「今日はちゃんと休んで。」
テオ
「……。」
ソア
「なに。」
テオ
「ソアってさ。」
ソア
「?」
テオ
「彼女っぽい。」
ソア
「彼女だからね!?」
テオ
「うん。」
「なんか不思議。」
その言い方が優しくて
また胸が苦しくなる
ソアは冷たいタオルを替えながら
小さくため息をついた
ソア
「ほんと無理しすぎ。」
テオ
「会いたかったから。」
ソア
「……。」
最近
その言葉に弱すぎる
テオ
「今日も。」
「朝からずっと会いたかった。」
ソア
「学校いたじゃん。」
テオ
「足りない。」
ドクン
熱ある時ほど
甘くなるのやめてほしい
ソア
「……ずるい。」
テオ
「知ってる。」
そう言って
テオはゆっくり目を閉じた
少し眠そう
ソア
「寝たら?」
テオ
「……ん。」
でも
ソアが立ち上がろうとした瞬間
ギュッ
制服の袖を掴まれる
ソア
「え。」
テオ
「どこ行く。」
ソア
「水持ってくるだけ。」
テオ
「やだ。」
ソア
「子供?」
テオ
「今日だけ。」
弱った声で言われると
断れない
ソア
「……分かった。」
「ここいる。」
するとテオは少し安心したみたいに
力を抜いた
テオ
「隣。」
ソア
「え?」
テオ
「座って。」
ソアは少し迷ってから
ベッドの端に腰掛ける
近い
顔近い
心臓に悪い
テオはぼんやりした目で
ソアを見つめていた
テオ
「……かわいい。」
ソア
「熱のせい。」
テオ
「前から思ってた。」
ソア
「……。」
無理
照れすぎて死にそう
その時
テオ
「ソア。」
ソア
「ん?」
テオ
「隣で寝る?」
ソア
「っっ!?!?」
一気に顔が熱くなる
テオは数秒きょとんとして
それから小さく笑った
テオ
「……冗談。」
ソア
「び、びっくりするから!!」
テオ
「ごめん。」
そう言いながら笑う声は
すごく楽しそうだった
でも。
テオ
「……ほんとは少し本気。」
その小さな呟きに
ソアの心臓はまた大きく跳ねた
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