テラーノベル
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次の日
テオは学校を休んだ
ソア
「……。」
昨日
ちゃんと寝れたかな
熱は下がったかな
気になって仕方ない
セナ
「完全に彼氏中心の生活じゃん。」
ソア
「うるさい。」
でも否定できない
授業中も
ついスマホを見てしまう
既読はまだつかない
少しだけ不安になる
放課後
外はまた雨だった
ソアは傘を差しながら
昨日のことを思い出していた
“隣で寝る?”
思い出すだけで顔が熱い
その時
ブーブーッ
スマホが震える
【テオ】
ソア
「……!」
急いで電話に出る
ソア
「もしもし!?」
テオ
『……そんな急ぐ?』
少し掠れた声
でも昨日より元気そうで
安心する
ソア
「だって心配した。」
テオ
『ん。』
ソア
「熱は?」
テオ
『下がった。』
ソア
「ほんと?」
テオ
『お前のおかげ。』
またそういうこと言う
雨音と混ざる低い声が
心臓に悪い
ソア
「ちゃんと寝た?」
テオ
『少し。』
ソア
「少しってなに。」
テオ
『電話したかった。』
ソア
「……。」
テオ
『声聞きたいって思った。』
好き
ほんと
好きすぎる
ソアは歩きながら
小さく笑った
ソア
「今日会えなくて寂しかった。」
数秒
静かになる
そして
テオ
『……今すぐ会いたい。』
ドクン
その声が
想像以上に寂しそうで
ソア
「……私も。」
雨の音だけが
2人の間に落ちる
でも
嫌な沈黙じゃない
むしろ落ち着く
テオ
『ソア。』
ソア
「ん。」
テオ
『今なにしてる。』
ソア
「帰ってる。」
テオ
『ちゃんと傘差して。』
ソア
「差してる。」
テオ
『走るな。』
ソア
「走ってない。」
テオ
『寒かったらコンビニ入れ。』
ソア
「……。」
思わず笑ってしまう。
ソア
「過保護。」
テオ
『彼氏だから。』
その言葉に
また胸が熱くなる
家に着いてからも
電話は切れなかった
宿題の話
好きな音楽
くだらない会話
気づけば
時計は0時を過ぎていた
ソア
「……眠い。」
テオ
『寝ろ。』
ソア
「テオは。」
テオ
『まだ起きてる。』
ソア
「じゃあ寝ない。」
テオが小さく笑う。
テオ
『明日学校で会えるのに。』
ソア
「でも今も話したい。」
少し静かになる
そのあと
テオ
『……かわいい。』
ソア
「急にやめて!」
テオ
『無理。』
笑い合う声
こんな時間が
ずっと続けばいいのに
そのまま2人は
朝まで繋いだまま眠ってしまった
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