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「私達は、モール内の中心で、とびきり大きな花火を打ち上げたいと思います」
彼女がやけに強気で、それでいて愉快な口ぶりで言い放った。
聞いた瞬間、無意識に瞳孔が開いたのがわかった。
「は、花火……?」
部長ら管理職も、驚きにどよめいている。
しかし、それらを意に介さず、彼女が端的に繰り返す。
「ええ、花火です」
「…………」
深く、椅子に腰掛け、腕を組んだ俺の前で、彼女が、にんまりと笑みを浮かべた。
「――正確には、プロジェクションマッピングで花火を映し出します」
告げた瞬間に、彼女の背に下りるスクリーンがぱっと切り替わる。
一歩、二歩、彼女が端に寄り、スクリーンにポインターを当てた。
映し出されているのは、今となっては見慣れたモール館内の写真だ。
中央エントランスに立ち、広角的に写されている。
見上げれば、自然と引き寄せられるように目に入る。***********************
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