発表が終わったことを告げるお辞儀から上半身を起こし、審査を務める管理職の面々を見やる。
中でも、森田部長の号令を待っていると、テーブルの上で手を組み、姿勢よく見守っていた部長が、ゆったりとした動作で背を反り、感嘆の吐息をついた。
「――――天晴れ」
唸るように呟き、一瞬、何かを思案したような表情を浮かべてから、宙に浮かせた手を強く打った。
パン、パン、と一定のリズムを刻み、はっきりとした音で放たれる拍手に、他の管理職も釣られた。
重なる手の平の合唱の中、
「両チームとも、本当に素晴らしいプレゼンだった。お疲れ様」
と、部長が、労いの言葉をかけてくれる。
両チーム、という呼びかけに反応して、さっと席を立った総一朗と中田も、その場で一礼する。
ようやくそこで、顔を上げた総一朗と目が合った。
その瞬間、わ***************
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