コメント
1件
未来を変えれる確率は100万分の1だ!
「…そんなの俺らには関係無い。」
「君だって、弟がやられたら助けに来るだろう?それと一緒さ。」
「…チッ、」
「貴様ら、早く始末せんか。」
「意外に手強いんだよ。」
「そう言うならマネーも手伝えよ!」
ミスターブルーが少し怒った様に言う。
「ハァァァァァ!!!!ただ単に貴様らが弱いだけだな。」
だがミスターマネーはそれを聞いても反応すらしなかった。
「…グスッ…、酷い…!」
ついにメンタルが限界になったのだろう。 ミスターブルーが泣き出してしまった。
「…おいミスターマネー、テメェ覚悟は出来てんだろうな??」
それに怒ったミスターレッドがミスターマネーに警告をしていた。
「…破壊残連。」
「ガハッ」
「いつの間に…!?」
「楽しそうにお喋りしてるね。 でもここは戦う者だけが集まる所。 …調子乗ってたらその内死ぬよ。」
「…ッ、もうそいつらの始末はいい。 早く戻るぞ。」
「…嗚呼、」
「…うん、」
「…ふぅ、すまない先生。 大丈夫?」
「嗚呼、麗麗君が助けてくれたからね」
「それにしても…僕のロボットは再現出来ていたね。今の僕程じゃなかったけど」
「そうだね。あれは気を抜いていたら負けていたかも…」
「あの3人は攻撃を食らっていた…と言う事は、」
「…あの3人は本物のミスターマネーとミスターレッドとミスターブルーだね。」
「…まぁ、早く銀さんの元に帰ろうか!」
「……そう、だね」
麗麗は帰る途中に、カラスの大群を見た。
「 ( …どうして、運命は変わらないんだ… ) 」
「銀さん!ただいまー!」
「すまない先生、お帰りなさい!」
「お邪魔しまーす。」
「麗麗、怪我だらけだぞ…すまない先生もだけど」
「いやぁ…ちょっと事件に巻き込まれちゃってね!」
すまない先生はまだ怒っている。 麗麗は、すまない先生の目を見ただけで分かった。 そう、すまない先生は笑っている様だが目が笑っていなかったのだ。 目の奥底で、怒りが渦巻いている様な、そう言うのを麗麗は感じた。
「…」
「…銀さん?」
「…すまない先生も、洗脳されちゃいますか…?」
「…僕がそう簡単に洗脳される訳無いだろう?…大丈夫。…おやすみ。」
「…zzZ…」
「…さて、どうしたら…」
ミスター銀さんが安心して寝た後、すまない先生は考え事をして、しばらくしたら睡眠を取っていた。 そんな事を、とある人物が見ていたとは知らずに。
次の日 AM 6:00
「…ん〜、、、すまない先生…?」
ミスター銀さんは自分の恋人の名前を呼ぶが、何度呼んでも返事は返って来ない。
「…まさか、 「銀さん!!」
突然ミスター銀さんの名前を呼ぶ声がしたがその声はすまない先生じゃなく、麗麗の声だった。
「…麗麗、?」
「単刀直入に聞くけど…すまない先生って居る?」
「いや、昨日までは居たんだけど…」
「…言いづらいけど、、、すまない先生は、洗脳された。」
「…え、」
「僕も嘘だって思いたいけど…銀さんとすまない先生の2人が洗脳されてなくて良かった。」
「…何で、? すまない先生の代わりに俺だったら…!」
「いや、すまない先生はミスター銀さんが敵でも本気では行けない。だから大変なんだ。」
「それでもすまない先生には勝てな…」
「銀さん。僕を誰だと思ってるの?」
「…そう、だよな」
「…でも、決して外には出ちゃダメだよ。」
「え、何でだ?」
「今狙われているのは銀さん、君なんだよ」
「俺?」
「…ちょっと移動しようか」
「へ?」
「…ここ何処だ?」
「此処は僕が作った地下シェルターだよ」
「すげぇ頑丈に作られてるな…」
「まぁ、いつ何かが起きても大丈夫な様にね」
「それで、何で俺が狙われてるんだ?」
「…すまない先生を洗脳してる人達、もしかしたら蛇一族なんじゃないかなって思って。」
「なるほど…?」
「多分、ミスター銀さんを売れば恐らく大金が手に入るし、すまない先生が闇堕ちして負のエネルギーが溜まりやすい。そしてヤマタノオロチをミスターXが倒して新しい英雄の座を奪い取る……なんて言う馬鹿な方法もある。」
「…確かに、それだったらもうすまない先生が英雄ではなくなるけど…」
「けど?」
「…強さは上回ってる訳だし、また英雄の座を取るんじゃねぇか…?」
「闇堕ちしたまま?」
「…闇堕ちしてた方がすまない先生って強いだろ?」
「でも、銀さんがまだ狙われていたらどうする?まぁ、此処は遊郭とかじゃないから良かったけど。」
そこで麗麗が「さぁて」と声を上げた。
「僕は外の様子を見に行ってくるから、絶対に外に出ないでよ?…絶対に。 」
「分かってるから…大丈夫だ!」
「…じゃあ行ってくる」
「嗚呼、何かあったらすぐに帰って来いよ!」
「…あ、そうだ。念の為に携帯をあげる」
「ありがとな!…気を付けて」
「銀さんも何かあったら携帯で知らせてね」
― せめてこの子でも救える様に。 ―