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「ここ、なんか見覚え、ある、、?」
ぼやっと、覚えているはずの光景を思い出せなくなっていた。
これが、「あの世界」への始まりだった。
「…こんにちは。石橋雷玖、さん?」
知らない人が自分の名前を知っていることに、驚いていた。
「ぇ、?あったこと、あります?」
「ないです。ハッキング、で。」
この人は、ハッキングで情報を入手したらしい。
そして、浅井悠馬、島野かえで、齋藤朔夜、鈴木樂もの名前を知っていたことで、確信に変わった。
警視庁の、全部署のパソコンをハッキングしている、と。
「俺の名前は、浜野颯真。覚えといてください。」
その時、扉が開いて、淡い光が差し込んだ。
「石橋?そいつ、誰だ?」
それは、少し警戒したような声色だった。
「浅井?それに、島野、齋藤、鈴木も。どうした?」
「いやいや、その人、誰っすか?」
鈴木樂は冷静に聞いた。懐かしさが宿っていた気がしたが、その懐かしさはすぐに消えた。
「俺は、浜野颯真です。次は、言いませんからね。
自分のこと、話すのは…、大嫌いなので。」
浜野颯真は、悲しそうな目でそう言った。全員不思議に思った。みんな、「なんで?」と、首を傾げた。
「なんで、嫌いなの?」
「誕生日も、何歳かも、親も覚えてないんで。(笑)」
「そう、なんですか、」
「はい、そうです。」
浅井悠馬は申し訳なさそうに聞いた。
その問いかけに、浜野颯真は笑顔で答える。まるで、何も気にしていないかのように。
「敬語、やめない?」
重い空気を気遣ってか、島野かえではそう提案してきた。
「…、そうだね。堅苦しいもんね。(笑)」
少し黙ってから、浜野颯真はそう答える。遠慮しがちな声が、静かな部屋に響いた。
「取り敢えず、一旦帰ろう?もう、夜だし。」
「…!そうだな、一回帰るか。心配されても面倒だしな。」
「石橋雷虹さんって、ちゃんと皆の言う事を聞くんですね。
前、俺が居たところなんて、意見するだけで殴られてたよ?(笑)」
その一言で、空気が変わった気がした。軽い空気が、少しずつ、しかし、確実に。
重くなっていくのが分かった。
「それ、どこだよ。」
震えた声で、鈴木樂は言う。その目には、少し恐怖が混じっているように見えた。
「さあ、どこだろうね。」
浜野颯真はそれ以上、何も言わなかった。
恐怖を、また呼び覚まさないように。
「ごめんね…。」
その小さな声は、誰にも聞かれることもなく消えていった。
そうして、皆は1回帰ることになった。
浜野颯真は、ついて行こうとした。だが、足を止めた。
「ねえ、俺、ついて行っていいのかな…。」
自信なさげな、今にも消えてしまいそうな声で訴えかけた。
「大丈夫。きっと、笹野秋斗、伊藤雪斗も、優しく迎え入れてくれるはず。」
そう言い、浜野颯真を慰めた。その声は優しく、配慮が多かった。その声に、浜野颯真は安心したのか、再び歩き出した。
「…うん。」
皆についていくように、少し小走りでみんなを追う。
その背中は、自信で満ち溢れていたのかもしれない。
「笹野秋斗」と「伊藤雪斗」も明るく迎えてくれると信じて__。
出演
石橋雷虹 吉田仁人
浅井悠馬 曽野舜太
島野かえで 目黒蓮
齋藤朔夜 塩崎太智
鈴木樂 深澤辰哉
浜野颯真 佐野勇斗
メインキャスト
M!LK
吉田仁人
佐野勇斗
山中柔太朗
塩崎太智
曽野舜太
SnowMan
岩本照
目黒蓮
佐久間大介
阿部亮平
深澤辰哉
向井康二
渡辺翔太
宮舘涼太
ラウール
#恐怖
恵
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