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翔太の好きものは相当だと思う。阿部ちゃんには何も言えないくせに、俺の要求には全て応えてくれる。
気が向くと翔太を呼び出して、俺に奉仕させる、そんな関係が始まった。
阿部ちゃんは俺を愛す。
俺は阿部ちゃんが帰った部屋に翔太を呼び出して、心ゆくまで愛した。
泣きながら俺に犯される翔太を見るのはこの上ない快感だった。
そうして、数ヶ月が過ぎた。
いつの間にか、俺は翔太の身体だけでは飽き足らず、翔太の心が欲しくなってきてしまった。
🩷「翔太、好き」
💙「……え…?」
ベッドで翔太を抱きしめながら、俺は初めて翔太の唇にキスをした。翔太の目が俺の真意を図りかねて曇る。また何か乱暴されるのではないかと怯えているのがわかった。
無理もない。
ついさっきまで、玩具を使って、さんざんイカせたから、翔太の目の端には涙を流した痕跡も残っている。今日だけではなく、不本意に何度も何度も痴態を俺に晒したことを忘れるはずがなかった。
🩷「俺の彼女になってよ」
💙「…意味がわからないんだけど…」
🩷「まだ阿部ちゃんのこと、好き?」
翔太の目の奥の光が動いた。
名前を出されただけで、目に熱が宿ることが俺を苛つかせた。
🩷「そうなんだ。阿部ちゃんの愛撫ってね…」
💙「やだ。聞きたくない」
逃げようとする翔太を、俺は捕まえた。
後ろから抱きすくめ、動けないようにする。
🩷「阿部ちゃんは、俺のことが好きって耳元で囁くの」
💙「…………」
耳たぶのピアスが震える。
耳から入ってくる俺の毒のような言葉にじっと耐えている翔太。俺は自分の心だけじゃ飽き足らず、翔太の心を傷つけていく。
🩷「阿部ちゃんさ、俺に、メロメロなんだよね」
💙「やっ……佐久間っ……」
🩷「翔太次第では、3人でヤッてもいいよ?」
翔太は首を振った。
💙「やだ」
🩷「なんで」
💙「阿部ちゃんはそういう人じゃないと思う」
俺は翔太を力任せに振り向かせて、思い切り頬を叩いた。
💙「っ…………!!」
頬を押さえて翔太が俺を見た。
殴られた訳が分からず、驚いている。
俺も自分がなぜ咄嗟に翔太を叩いたのかわからなかった。
その日はそのまま翔太を帰らせた。