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「居て欲しいんだろ」
「ベットへ行こう!」
俺の腕を掴んで強引に立ち上がらせ引っ張った。
この様子じゃ何も考えてないんだろうな…男なんだが
そしてベットへ
ベットサイドに置かれていた薬箱を手に取って
「この薬効いたみたいで、痛みが取れた」
嬉しそうに箱を差し出した。
「これ返す」
「お前が持ってろ、もう開封してるしまた、痛くなったらどうする」
「そん時は自分で買う」
「持ってろ、その変わりアンケートに答えとけ、箱の裏にQRコードがある、ただし細かく書け」
「わかった書く」
姫は大きく頷いて、またサイドテーブルへ薬を置いた。
ベットに先に入った姫に促されて俺も入る。
そして背を向けた。
さすがに向い合わせは
「2人だと暖かいよな」
背中に柔らかな感触を感じる。
(くっついてくるなー)
「会長でもなんか安心する」
「会長でもって何だそれは」
顔だけ左を向いたが既に目を瞑り眠っていた。
「眠るの早すぎだ」
微かに花の香を感じた。
これはやっぱりお前自身から香のか?
部屋を見た時には香水らしき物はなかった。
閉まっているだけなのかもしれないが、
香水を使うようなやつには、見えなかったからだ。
考えるのはよそう
眠れないと思っていたが、いつの間にか眠っていた。
目を覚ますと陽の光が差し込み明るくなり初めていた。
もう朝か
起き上がろうとした視界の隅で、隣で眠る姫が見たが余りにも目に毒な光景で、起き上がる事が出来なかった。
(寝相悪すぎだろ…)
スウェットが胸元まで上がっており、ヘソから腹のラインそして僅かに膨らむ曲線、見えそうで見えないギリギリのライン
目の毒だ。
…仕方がない直してやるか
スエットの端をそっと摘まみ、そのまま腹部まで下がった状態で離した。
すると今度は首もとに目が止まり、吸い寄せられるように接近した時、鎖骨の下辺りに花の模様
そっと指先でなぞる様に触れた。
また花の香が僅かに漂う。もしかしてこの模様から?考えていたら
パチッ
目を覚ました姫と目が合った。
「会長何して!?」
俺は自分の状況にハッとした。
オレの上から体勢を変えたのだ。
落胆してしまう。
謎行動の会長に
オレは一喜一憂させられる。
振り回して楽しんでるのか?
ほくそ笑んでいるのか?
すると式典の時の様に
ドクンと心臓が鳴り胸元が熱くなった。
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