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こんにちは、ゲストです。
ここでは自分が描きたいジャンルを投稿しております。
※初めての作品ですが、暖かい目で見てください。
「君の「またね。」が聞きたい。」
俺は成瀬 誠。
大学2年生、19歳。
俺の高校生の時の話をしたい。
その時俺は高校2年生の、17歳だな。
じゃあ、聞いてくれるか?
俺には好きな人が居た。
梓「誠ーっ!」
誠「ちょ、待てっ!」
綾瀬 梓だ。
綾瀬 梓は俺の幼馴染。
そいつはとにかく元気で、ムカつくところもあったけど一緒にいると楽しいんだ。
梓「誠おっそー、」
誠「っ…うるさいな!だって今俺座ってたし! 」
梓「言い訳はいいから、早く行くよ!」
誠「ちょ、言い訳じゃねえし!」
梓「置いてくぞー!」
誠「あーもう、! 」
梓「着いたぁ、!」
誠「俺1位ー!」
梓「途中で抜かされちゃったー、」
誠「梓さーん、さっきのお言葉…覚えていらっしゃいます?笑」
梓「もう、アイス奢ればいいんでしょ!」
誠「よっしゃぁー!」
梓「美味い?」
誠「ああ、ありがとな!」
梓「勝てそうだったのになぁ、」
誠「1口いるか?」
梓「えっ!いる!」
誠「ほれ、」
梓「うんま!」
誠「俺が最近ハマってる味!」
梓「私も次からそれにしよー、!」
この時間が幸せだった。
この時間が続けばいいのにって思ってた。
でも簡単には続かなかった。
梓「じゃ、私こっちだから!」
誠「またな、梓!明日サボんなよー?笑」
梓「サボんないし!またねー!」
彼女の「またね。」、毎日聞いてて嬉しかった。
「またね。」はまた会える、そういう事なんだから。
でも、また会える時間はどんどん少なくなってった。
誠「あーずさっ!」
梓「…!誠、」
誠「熱大丈夫か?」
梓「…うん!大丈夫。」
誠「無理すんなよ?」
梓「大丈夫だって。笑」
誠「ふふっ、じゃ…またな!」
梓「うん、ばいばい。」
急に梓の「またね。」が聞けなくなった。
誠「…ああ、またな…?」
梓は手を振りながらドアをガチャンと閉めた。
俺は何故か心配になった。
嫌な予感がすると思ったから。
誠「お邪魔しました!」
梓母「ありがとね、来てくれて。」
誠「いえいえ!こちらこそ、幼馴染だから。」
梓母「……仲良しさんね。」
誠「はいっ!」
誠「それでは、お邪魔しました。」
梓母「…うん、またね。」
誠「またね!」
誠(梓、どうしたんだ?)
誠(俺の考えすぎか、?)
誠(なんだか凄く嫌な予感する。)
俺はモヤモヤしたまま、梓に問わないまま… 帰った。
誠「梓、どうしたんだろ…」
俺は梓にメールで何があったか聞いた。
でも…
誠「あれ、既読つかない。」
何時間経っても既読がつかなかった。
誠「でも、熱だし…無理させたらだめだな。」
俺は梓が熱だから返信が無いのかと思った。
既読がつく。
俺はやっとか、と思い返信を待っている。
…何時間も。
誠「ん?既読無視かよぉ、まあいっか。既読つけてくれただけだけど少し安心したな。」
この時まだ甘く見てた。
あんな事になるとは知らずに。