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記憶を思い出そうと言う話になって、僕は部屋でずっと考えていた。

考えても何も思い浮かばなくて思い出せなくて。

現実が嫌で頭でも打って記憶を失ったのだとか、誰かに拉致されてこの謎の空間の中にいるのだとか、現実的なことを加味すると辻褄の合わなくなるようなことばかりが浮かんでは消えていった。

なんの仮説にしても、あの非現実的な景色が全ての可能性を否定する。

考えることすら疲れた僕は眠りについた。


次の 朝。

ドカーン!

何かが壊れるような音に起こされた。

「んぇ…何事だあ… 」

目を擦りながらどうしようかと考えていると再び音が。

ドカーン!

「うわぁぁぁ!!」

近くというどころか目の前で次の破壊が起こった。

「藍翔くん!行くよ!」

穴から美亜とカムイが出てきて、僕は引っ張られるままに2人に着いて行った──


ドカーン!

大きな物音が起こった。

まるで何かが壊れたかのような音。

そして建物が揺れる。

最悪の事態が頭をよぎった。

美亜だ。

彼女は破壊能力を持っていた。

「美亜さんが記憶を取り戻した…?いや、それでも建物を壊すってことは…」

そう、美亜が私と柑夏さんのしていることに理解出来ず逃げ出そうとしたのではないか、と。

「マズい、柑夏さんにあの2人の監視を任せていましたが、何かあったのでしょう…!すぐに向かわなくては!」


「柑夏さん!」

私は急いで柑夏さんのいる部屋に向かった。

「提ちゃん…!」

柑夏さんは今にも泣きそうな顔で私に縋り付いてくる。

「何があったんですか…!」

「美亜ちゃんとカムイくんにねぇ…記憶戻してあげようとして、提ちゃんの能力使ったのぉ…でもねぇ…

失敗しちゃったみたいでぇ…全部は戻ってなくてぇ…」

「あの2人は今、柑夏達のこと監禁者だと思ってるみたいなのぉ…」

「……状況は把握しました。急いであの2人を追いかけなくては…!!」


私達は美亜さんとカムイくんを追っていた。

するとどうやら、藍翔くんも連れて3人で逃げるつもりのようだった。

「待ってください!!!」

全力で叫ぶが3人は止まる気配を見せない。

そしてついに3人はあの壁の所にたどり着いてしまった。

この世界を囲む、あの壁に。

「2人とも!行くよ!」

「破壊能力!!」

美亜が壁に触れて能力を使った途端、壊れてはいけないものまで壊れてしまった──


「破壊能力!!」

(のう…りょく?)

まだいまいち現状を掴めていない僕は、ただ状況に流されるしか無かった。

2人が提さんや柑夏さんから逃げているということは、あの二人が何かをしたのだろうか。

そんなふうに考えていると…

パリンっ!

何かが割れる音がした。

「よし!これで外に──」

カムイが走り出そうとした瞬間。

地面が崩れていった。

「えっ…どういう──」

美亜もカムイも僕も、恐らくは僕らを追っていた提、柑夏も。

崩れた地面に飲み込まれていった──

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コメント

1

ユーザー

恐らく次完結かな? 内容忘れないように今から書いてきます

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