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「微妙に足りない気もしますが、動くにはちょうどいいのです」
いや、量は十分にあったと思う。
美味しかったので、食べ過ぎただけだ。
「さて、そろそろテントの中にいるのも暑くなったから、本気の海遊びと行こうじゃないか。そんな訳でフル装備だ」
ボストンバッグを開くと、水中眼鏡3個。シュノーケル3個。フィン3個が出てくる。
更に、小型のライフジャケット1着まで。
「美洋と未亜は持ってくると聞いていたから、残り3人分。なお、この辺は後で持って帰って個人保管してくれ。夏が終わったら先生に返せばいい。
あと長袖Tシャツと軍手は各自出しとけよ。午後は初歩のシュノーケリングだ。この海水浴場より、色々な魚が見える場所に案内してやる」
「テントとかは撤収するんですか」
「ここから歩いて行ける場所だから、とりあえずそのままだ。念の為、テントは術をかけておくから心配するな」
歩いて行ける範囲なのか。
そんな訳で長袖シャツを着て、フィンとシュノーケルを持って水中眼鏡を首からかけた姿で、海水浴場の砂浜を南へ歩く。
暑い。
まあ一応、ドリンクも100円玉も持ってきているけれど。
海水浴場の砂浜を横切り、
「これが学校の裏を流れている林戸川の河口部分だな」
といいながら橋を渡り。途中まで神社の境内を通って、そして何かの碑の横を通って、岩場と砂浜の混じった海岸へ。
「それではシュノーケリング。本当は先生が教えたかったらしいけれどさ。今回の休みは、どうしても行きたい行事があったらしくて。そんな訳で私が代行だ。さて、まずこの中で泳げない人」
彩香さんが、思い切りよく手をあげた。
「あれ、私だけですか」
手をあげたまま、きょろきょろする。
「まあ日本は、小中学校でプールの授業があるからな。私も最初は泳げなかった。という訳で彩香はこれ着用。ただ、止められるところは全部止めて、コードは全部きつきつに引っ張っとけ。ジャケットだけが浮いたら、身動き取れなくなる」
彩香さんは、ライフジャケット着用だ。
「あとは基本、水中眼鏡の水抜きと、シュノーケルの水抜き方法だ」
基本をざっと説明して貰う。