3話
桜「お天気雨が多いからどうにかしてほしい?無理な話だな」
楡井「でも街の人たち困ってますし」
蘇枋「俺たちでできるところまでやってみてその結果を伝えるしかないだろうね…できることも限られてるけど」
桜「つか天気なんて決まってるものだろ…人間の力でどうこうできるものじゃねぇよ」
俺たちは喫茶店ポストに集まり見廻り中に街の人が話していたことを話していた
最近お天気雨が多く不安であると
桜「そもそもお天気雨って何なんだ?」
ことは「お天気雨は名前の通り晴れているのに雨が降っているときのことを言うのよ」
桜「なんか矛盾してるよな…晴れてるのに雨が降るなんて」
楡井「別名で狐の嫁入りって言われているんですよ」
桜「狐の…?」
蘇枋「一説によれば狐の嫁入りを人間に見られないように雨を降らしてるとか」
桜「なんか怖い言い伝えとかあるのか?」
ことは「本来は幸運の兆しとか言われてるけど…頻繁に降るとやっぱり不安じゃない」
楡井「幸せが大きすぎるとその分不幸が来るって言われてるのと同じことですよ」
でも俺の考えは同じだ
天気関係はどう考えても人間にはどうすることもできない
梅宮「突然呼んで悪いな」
翌日いつものデカい声で放送があり屋上に俺と楡井と蘇枋、梶に柊が集まっていた
楡井「耳が死ぬかと思いましたよ」
蘇枋「にれ君魂抜けかけてたもんね」
柊「そんで登校早々呼び出した用件は?」
梶「なにか緊急ですか?」
梅宮「実はな街の人からある連絡が来た」
桜「もしかしてお天気雨がどうのってやつか?」
梅宮「なんだ?桜知ってるのか?」
楡井「俺たち昨日ポトスでその話をしていたんですよ」
蘇枋「見廻り中に街の人が不安そうにしていたもので」
柊「けどお天気雨なんてな…」
梶「人間にどうにかできる問題ではないですよね」
俺たちは一斉に黙り混んだが梅宮は自信満々に口を開く
梅宮「お前ら、最近SNSで流れてきたある情報を知ってるか?」
全員「??」
梅宮「これを見てくれ」
そこには黒板に傘のマークと雫みたいなマークと何かの動物のマークが書かれた写真が写し出されていた
梅宮「なにかわかるか?」
柊「傘と雫にこれ一番上のはなんだ?」
梶「犬…猫にも見えますね」
梅宮「これは狐らしい」
楡井「これがどうかしたんですか?」
蘇枋「今回の話となんの関係が」
梅宮「この情報が流れ始めたのは…お天気雨が頻繁に降り始めた頃からなんだ」
桜「じゃあこの変なマークを書いたせいでお天気雨が降ってるってことかよ?!」
次回へ続く________
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