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星座事件の次の日
環は姿を隠し、綾薙学園の時計塔の上にいた
環
〈赤い支配人はいつ現れるのだろうか、、それになぜ俺を知っているんだ?〉
そう環は登校している生徒達を見て言った
星座の怪異達の問題が解決し、馨達から報告を聞いた環は自分を指名している事、決着と言う聞き陸達には秘密で綾薙学園へと来ていた
赤い支配人事黒幕がいつ現れるか全く分からないため環は時間潰し事、陸達の観察、星谷達の事を見ていた
環
〈さて、陸達の様子でも見に行くとするかな〉
環はそう言ってから時計塔から飛んで陸達の元へ向かった
陸達の戻へ環が向かうとちょうど陸達が部屋に入り、授業の準備をしていた
環
〈さてさて、陸達はどんな授業準備をしてるのかなー、っと、陸達の今日の授業の見ないとな〉
そう環は陸ほ机の上にある予定表を見た
どうやら、今日の授業は陸と犬らしく未来と猫は資料作りをするようだ
環
〈ほぉ、陸達が授業で未来達が資料作りね〉
環
〈陸達はどんな授業をするんだ?〉
そう思い環は陸と犬の会話を盗み聞いた
陸
「犬、この数学のプリントと科学だかこれで良いか?」
犬
「数学は良いが科学はこっちの生命、宇宙じゃあ、それとここじゃあが、、」
陸
「あー、間違ってたか悪い直す」
犬
「それなら、儂が直しておこう陸はコピーを」
陸
「分かった」
環
〈陸と犬は息が凄い合っているな、流石〉
環
〈それに比べて未来と猫は、、〉
と環は反対にいる未来達を見る
未来
「あれ!?、この資料何処!?猫さん!」
猫
「知るか!、最後に置いたのお前だろうが!俺に聞くな!」
未来
「最後に置いたの猫さんじゃん!」
猫
「ちげぇーよ!」
と言い争いをしている
環
〈この二人はたまに息が合うが合わないとこうだからな、、、けど恋人同士、、良いのか?これで?〉
そう環は言っていると授業の呼び鈴がなり陸と犬は授業するクラス、星谷達の元へ向かった
環
〈お、星谷くん達の元へ向かうのか〉
環
〈なら、俺はそろそろ赤い支配人を探すとしようか〉
環はそう言って部屋から外へと出た
外に出るとほとんどの生徒達は教室へ戻っていたが何人かまだ残っていた
その何人かはどうやら一般の生徒で何やら話している
環は話しを聞こうと近づくが生徒達は解散し、教室へ戻って行った
環
〈普通に話し過ぎちゃただけか〉
他にも生徒が居ないかなと環は思い探すが流石にもう居ない
それを確認した環は外に居ても仕方ないので学内を探す事にした
学内に入ると多くの教室で授業をしていた
環
〈ほぉほぉ、学生と言えば勉学だ皆頑張っているな〉
そう環はそれぞれの教室を見て回ると何やら後ろから気配を感じた
素早く小刀を構え後ろを見る
しかし、そこには誰も居ない
白杖代に周りを探索、自分の後ろに何か居たかと聞くが誰も居ないと言われた
環
〈気配だけって感じが、、姿は見せない、、まるで幽霊見たいだな、、一応小刀は持っておくか〉
小刀を片手に再び歩き出すと再び後ろから気配を感じ素早く後ろに向くとそこには綾薙学園の生徒服を来た青年が立っていた
環
〈!、君は!〉
環はそう言うと青年は手元にある本を開きブツブツと何か呟きだした
青年
「違う、、違う、、もう少し、、此処の、、違う違う」
青年
「いや、、でも、、合って、、いや、此処で」
環
〈何を言ってるん、、、〉
と環が青年を見ると青年はある本を開き見ていた
だが、環はその本に見覚えがあった
環
〈あの、、本は!〉
環はその本へ手を伸ばそうとした時だった
青年の瞳が赤く光り、環を目に焼き付けニヤリと笑いこう言った
青年
「やっと、見えた、、首魁様、、首魁様の姿を、、見えた、 」
そう青年が言うと環は青年の前から直ぐに消えた
青年の瞳は環が消えたと同時に元に戻り歩いて何処へ向かった
青年の前から消えた環は物置小屋にいた
環
「白杖代、、彼を見張れ」
そう白杖代の一体に命令すると白杖代は消えた
そして、もう一体の白杖代は環の側へ寄った
フヨフヨ
環
「ありがとう、大丈夫、、少しびっくりしただけだ、、それにあの本、、何で此処に、、」
環
「だって、、あの本は、、封印したはずなのに、、」
そう青年が持っていた本、、それは環が昔封印した物でその本の内容は、、
環
「自身の見たい者、創造した者、手に入れたいを持つ事が出来る物、、」
その本は元々は怪異の落とし物で環が面白そうと言う理由で持っていたのだか
陸達が昔それで遊び、怪我をしたのをきっかけで封印したのだ
環
「封印したはずなのに、、、どうして、、」
そう環が言っていると青年を見張っていた白杖がやって来た
環
「、、動いたのか」
白杖代から青年が動いた事を聞き、環は急いで青年の所へ向かった
何処かの部屋、空き教室
環が青年が居るであろう部屋に着くと中には青年の他に三人の青年が横たわっており、環はその三人を見驚いた
環
〈!、星谷くん!、辰巳くん!、揚羽くん!〉
そう横たわっていたのはチーム鳳、チーム柊、チーム楪のリーダーである星谷達であった
遠目でしか分からないが星谷達は目を閉じて寝ている
環
〈何で、星谷くん達が彼と、、、っ!、まさか!〉
環は素早く青年の見ている本のページを確認する
そして、確認が出来たあと青年の首に小刀を回し姿を現しこう言った
環
「動くな、動いたら怪我するよ」
青年
「首魁様ではないですか、、先ほど会いましてたね、、」
環
「あぁ、、君、、いや、、赤い支配人久しぶりだな」
環
「久しぶりで悪いが今すぐ、その本を渡して貰おう、、お前しようとしている子とは分かるっている」
赤い支配人
「ほぉ?、私が何をしようとしていると?」
環
「星谷くん達に怪異を集めて力を貯えようとしてる事だ」
と環が言うと赤い支配人は流石と言ったのち本を閉じて星谷達の元へ歩きこう言った
赤い支配人
「私は元々この学園に存在していた小さな小さな怪異でした、しかしこの本が突然私の前に現れ力をくれたのですよ」
赤い支配人
「そして、この青年の体を乗っ取りこの学園にいる全ての怪異を全てコントロールできた」
赤い支配人
「首魁様、貴方も、、いや、あの双子の霊と二人の青年も知っているでしょうが」
環
「あぁ、この学園はとても怪異の力と混ざり合っていて匂いがきつい、陸達からもそう報告聞いて知った」
赤い支配人
「だと思いましたよ、、ですが少し分かりません、、何故、あの青年達、猫と犬と言いましたか、彼らは私の力が通じないのですか?、私の力は人間にでも通じる」
赤い支配人
「現に、彼らは私の力で寝ています」
赤い支配人
「それにあの二人、、私が知っている気配を感じました、、、そうあの気配は、、」
環
「幻の怪異か」
赤い支配人
「えぇ、、あの幻の怪異に似ています、、私は一度彼らに敗れ眠りに着いた事がありますので、、、、ですがもしあの二人か幻の怪異として私の事は覚えていないでしょう」
そう赤い支配人は懐かしいそうに話す
そして、環は本題に入った
環
「、、その本を返してくれ、、そして星谷くん達を返してくれ」
赤い支配人
「えぇ、返しますよ、、彼らを私のしもべにしてから!!」
赤い支配人はそう言って星谷達へ手を伸ばそうしたが出来なかった
何故か、手を伸ばす直接に目の前に猫と犬が現れ赤い支配人を殴ったからだ
赤い支配人
「あはは、、、まさか気配を消して現れるとは、、」
猫
「ふん、お前も気配をもう少し消しとくんだったな、、、赤い支配人」
犬
「儂らに負け力を無くしたようじゃあな、、しかしもう止めるのじゃあ」
赤い支配人
「あはは、、、そうだね、、、もう止めるよ、、」
赤い支配人はそう言うと青年の体が光り、本へ光が伸びていく
まるで、元の場所へ戻るかのように
本へ光が伸びて消える時赤い支配人は猫達にありがとうと言う
そして、光が完全に消えて、環は本を持ち猫達の方を向いた
環
「よく此処が分かったな」
猫
「は!、一瞬首魁の気配がしたからな?」
犬
「首魁様の気配をたどり来ました、、それと星谷殿達がおりませんでしたので、、」
環
「そうか、、って、授業は?」
猫
「未来が幻封でジジイになってやってるぜ、今頃ジジイでやってるだろうよ」
そう猫が言っていると白杖代が環へ近寄った
環
「そうか、、猫、犬、そろそろ戻れ、特に犬、未来が限界だそうだ」
犬
「分かりました、星谷殿は儂らが連れていきます、、では失礼します」
そう言って、猫達は星谷達と共に部屋から出ていった
部屋に残った環は赤い支配人の最後の言葉を思い出していた
赤い支配人
〔ありがとう、、〕
環
「君は、、止めて欲しかったんだね、、俺達に、、」
そう環は言って本を見つめた
暫く本を眺めているうちに授業の終わりを告げるチャイムが鳴った
環
「おっと、、そろそろ俺は引き上げるとするかな、、」
環
「ミュージカル、、たまには俺達もやってみるのも良いかもな」
そう環は言った後、部屋から消えた
最終章終わり
続く