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成田の心の中

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成田の心の中

3 - テスト

♥

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2025年09月18日

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さてさて、

次の日図書室に行くとバカ男が待ち構えていたのだ。

渋々近づくとバカ男はこっちを見て言った。

「やるぞ!」

面倒くせえと顔に出しながら席につき教えてやった。

バカ男は毎度間違えた。

ヨーロッパ連合の名前を問うと、

「E-NXT」とどこぞの配信アプリの名を言い、

天下統一した男を、

「石破茂」と言うのだ。

石破茂は戦国大名かなんかかとバカ男につい聞くと、

「だって国会で言い争ってんじゃん」と何か正論臭いことを言った。



休み時間が終わり教室に帰るとバカ男は俺の背中に突撃し、

「また教えてな!」と、言うではないか、

そんなのごめんだ。

とは言えぬので「いや、ちょっと…」と曖昧に答えた。

すると、意外なことにすんなり分かったようだ。

意外とバカではないのかもしれないと思った。

だが、それも束の間、バカ男は即座に

「じゃあ明後日な!」

と言った。

それも嫌だ。




テスト当日、

最初は国語だ。

なにぶん、国語は自信大ありだ。

あのバカ男、社会しか教えていないが大丈夫であろうか、

そう人の心配をしながらテストを受けた。

今回のテストは優しめである。


次は数学だ。

これは少し苦手だが平均は必ず取れるはずだ。

自分は意外と自信がある。

あれだけバカな男と一週間付き合ってやったのだ。

自信くらいつく、

あれ?むず、あ?

比例なぞわかるわけない。

ましてや反比例のグラフなどもってのほかだ。

こんなグラフ大人になって書くのか。

否、書かん。


その他も順調に進み、ついに最後の社会になった。

人に教えながら自分も一応少し勉強した甲斐は果たしてあるのか。

興味深いところである。





あ…

範囲、ミスってら…

「ここ出んの!?」と、言ったバカ男の顔が浮かんできた。

あのバカ男、確かに聞いてるわけないね。

少々罪悪感が出たが自分も被害者だと心に叫び、

テストは全く出来なかった。



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