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能研本部・作戦室
大型モニターには、日本各地の能力反応が映し出されていた。
タジがキーボードを操作しながら報告する。
「柊千太さんが言っていた研究施設の場所、絞り込めました。」
画面には山間部の地下施設が映る。
「表向きは廃止された研究所。でも地下に大規模な施設があります。」
惣一が静かに頷く。
「間違いない。」
「Azの拠点だ。」
夢幻が資料を配る。
「今回の目的は二つ。」
「能力者の救出。」
「そしてAzの情報収集。」
イレイダが付け加える。
「勘違いするな。」
「敵を全滅させる任務じゃねぇ。」
「まずは人命優先だ。」
全員が頷く。
作戦編成
第一班
イレイダ
ソウヤ
雛儀
「突入班だ。」
イレイダが刀を腰に差す。
「俺が道を開く。」
雛儀は笑う。
「暴れるのは得意!」
ソウヤも覚悟を決める。
第二班
結衣
小雨
タジ
「救助と通信。」
結衣が力強く答える。
「必ず全員助けます。」
第三班
アリス
柚季
「退路の確保。」
アリスは笑顔で頷く。
「任せて!」
惣一は夢幻、刹那とともに後方支援を担当する。
「何かあれば私が動く。」
その言葉だけで全員が安心した。
Az研究施設
地下深く。
能力者たちがカプセルの中で眠らされている。
白衣姿の研究員が慌ただしく動き回る。
その中心で、間宮トオルはモニターを見つめていた。
「能研が来る。」
「予定どおりだ。」
研究員が驚く。
「迎撃しますか?」
間宮は首を横に振る。
「いや。」
「今日は実験だ。」
その笑みは不気味だった。
夜
能研の部隊が施設へ到着する。
タジが警備システムへ侵入する。
「監視カメラ停止。」
「電子ロック解除。」
「今!」
イレイダが先頭を走る。
「行くぞ!」
轟音とともに鋼鉄製の扉が蹴り破られた。
「なっ!?」
警備員たちが驚く間もなく、イレイダが一瞬で無力化する。
雛儀も続く。
「そこっ!」
木刀の一撃で武器を弾き飛ばし、相手の戦意を奪っていく。
ソウヤも負けじと応戦する。
「みんなを助けるんだ!」
一方、結衣たちは地下区画へ。
そこには能力者たちが眠るカプセルが並んでいた。
「こんなに……。」
結衣は言葉を失う。
小雨が静かに目を閉じる。
「眠っているだけ……。」
「命はあります。」
結衣は安堵する。
その時。
施設全体に警報が鳴り響く。
《侵入者確認》
《防衛システム起動》
床が揺れ始める。
間宮トオルはモニター越しに呟く。
「始めよう。」
「Azの力を見せてやる。」
巨大な隔壁が次々と閉まり、能研のメンバーは各所で分断されてしまう。
ソウヤはイレイダたちとはぐれてしまう。
「イレイダさん!」
返事はない。
静まり返った通路。
その奥から、ゆっくりと足音が響く。
コツ……コツ……。
現れたのは、白衣を着た青年だった。
その瞳には感情がない。
「ようこそ。」
「Azへ。」
ソウヤは構える。
「お前は……?」
青年は静かに名乗る。
「私は一 仁(にのまえ じん)。」
「間宮先生の研究に協力している者だ。」
ソウヤはまだ知らない。
目の前に立つ青年が、将来に第11階級《ヴァルカマン》へと至る存在であり、「ヴァルカマンの悪魔」と恐れられる能力者であることを――。
青年は静かに微笑む。
「君には興味がある。」
「少し話をしよう。」
ソウヤは一歩も引かず、その視線を見据えた。
第26話 完
次回予告
第27話「ヴァルカマンの悪魔」
Azの地下施設でソウヤと一仁が対峙する。一方、イレイダたちは施設最深部で、ある能力者の存在を知ることになる。
古流斬
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コメント
1件
マジで毎回毎回エモすぎる!!😭💕 今回は「奪還作戦」ってタイトルからして胸熱だったけど、もう開始早々イレイダの「道を開く」発言に「かっけぇ…」ってなったし、雛儀ちゃんの「暴れるのは得意!」でニヤニヤ止まらんかったよ🥺✨ でも一番やばかったのは最後の一仁くん登場だよね…「ヴァルカマンの悪魔」って異名がもう怖すぎて鳥肌立った!!次回予告の「対峙」も気になりすぎて今日眠れない…早く続き教えてください先生!!🤲🔥