吉祥寺駅北口からすぐ。
商店街サンロードの最後にある、
古びたバッティングセンターが諏訪家の居宅兼ビルだった。
その三階にある晴人(はると)の自室に足を踏み入れた鶫(つぐみ)は、
至る所に並べられたぬいぐるみを見やり、
感嘆のため息を漏らしていた。
「諏訪さん…本当に…。ツーピース…す、好きなんですね…。」
「言ったでしょ?マニアレベルだって。」
照れ隠しもせずに言い切る。
少年のような眼差しの晴人を見て、
鶫は僅かに頬を赤らめた。
「私より…すごいかもです…。
あっ…これ、数量限定のアクションフィギュアだ…。
しかも…全種類コンプリートしてる…。」
「それ、どうしても欲しくてさ、
貯金ぜんぶ使って予約したんだ。
持ってるフィギュアの中でイチバンの宝物かな。」
※ ※ ※
晴人の自室を訪れた後、
ふたりはレトロなバッティングセンターを眺めな**************
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