文スト
・オリキャラの彩華ちゃんの過去編
・年齢/5歳
・苦手な方は閉じるのをおすすめします。
逆らえば地下室行き。
迷惑をかければ地下室行き。
口を出せば地下室行き。
そして…殴られる。
お母様は何時も見て見ぬふり。
助けを求めても泣くだけ。
何度かお母様は私を庇ってくれていた。
母「貴方ッッ!お願いだからもう辞めてくださいッ!!!!泣」
お母様は泣きながら私を抱き締め、お父様に背をむけながら謝り続けていた。
その背中をケッタリ、ナグったりしていた。
でも……………
何時しかそれは無くなってしまった。
「…か……やか…彩華」
彩華「……っ…あ…れ……私…………どのくらいジカンたったのかな」
地下室で気絶していた私は目を覚まし、起き上がった。
六子「目が覚めたか」
妖狐「またこんなに……」
彩華「ろこ……ようこ………そっか……私…気絶してたんだった…いたっ…」
妖狐「大丈夫か?!」
彩華「うん…ナニもカンジナイから…イタくもない…」
六子「…彩華…」
この2人は六子と妖狐。妖というらしい。
物心つく頃にはこのふたりのことは見えていた。
最初は怖かった、でも私を助けてくれたり。遊んでくれたり。お話もしてくれる。
おばあちゃんからも話を少し聞いたことがあった。最初は分からなかったけど今はわかる。
「私をね、何時も見守ってくれている優しい妖怪さんがいてねぇ…4人で何時も騒いでたわァ…笑」
彩華「よにん?おじいちゃんもそうなの?」
「ううん…私と妖怪さんだよ。…今はもう妖怪さんは2人になっちゃったけどねぇ……」
彩華「なんでなの?」
「…きっと…いつか分かる日が来るよ…笑」ニコ
私はおばあちゃんが好きだった。
あの優しい笑顔が安心する。
居心地も良かった。
でもそんなおばあちゃんは亡くなってしまった。
辛かった、寂しかった
でも。六子と妖狐が居てくれた。
彩華「…どのくらいねちゃってたんだろ…」
地下室に来る前お父様にケラれたりされてたんだった…。
彩華「…こんかいはなんにちまでチカシツにいるのかな」
独り言を呟いていると誰かの声が聞こえてきた。この声は…お母様だ。
母「…んねッ………ッ…めん…ごめんね…ッごめんねッ泣」
彩華「……」
ごめん…ね…?お母様…それはだれにいってるの??
お母様…私ナニもわからないの…
ナニも…カンジナイの…分からないの。
お母様がどうして、あやまっているのも。
私はいつの間にかまた寝てしまった。
ナンニチもナンニチもお母様はごめんねと言いに来ていた。それでも私はわからなかった。
お父様からはバツを下されてもイタメつけられてもナニもカンジナイ。
“そう思うようにカンジョウを抑えていた。”
お母様がジ〇してからお父様からのバツがヒドクなっていった。
ある日のデキゴトで私は変わってしまった。
父「お前のせいでッ!!お前なんかが居るからッ!!俺のせいじゃない!!!!お前のせいだ!!」
「お前なんてイナくなってしまえッ!」
「お前は俺にとってただのドウグなんだよ!」
その瞬間私の中で何かが吹っ切れた。
きっといつかアイされると思っていたのに。
それはきっともう叶わないことなんだ。
誰かの声が聞こえた。
後ろから耳に囁くように
「ねぇ、56しちゃおうよ笑」
六子の声も妖狐の声も違う
お母様の声もお父様の声も違う。
誰かの声が聞こえた。
彩華「ッ………………え…ろ…き…えろ……し…んじゃ…え…しん…じゃえ…4んで…しまえッ…!4んじゃえッッ!!」
六子/妖狐「彩華!!!!」
2人の声は聞こえていなかった。
この時私は”異能力”というものが目覚めた。
一面には花が咲いていた。周りには暗い空間だった。
黒色のユリが咲いていた。
今の私は綺麗だと思った。
父「な、何だここ!?何処だよ!!ッッお前がやったのか…?は、早く元に戻せ!!じゃないとッ!!なg」
お父様は苦しそうに血をハキ亡くなった。
お父様が倒れた瞬間
黒色のユリの一面は消えた。
あの声も聞こえなくなった。
彩華「…おと…さま…?………わたしが……56した…の?………はは……あはは…ッ泣わたしはッ…………泣」
「人殺しだッ…笑泣」
六子「彩華!!しっかりしろ!」
妖狐「お主は何も悪くなどない!だから!」
彩華「黒色のユリがでて…笑お父様が血を…笑そして…笑わたしがッ…あははッ…笑泣私はッ人ゴロしだ…笑泣」
六子「ッ…お前は悪くないッ…」
妖狐「お主は悪くなどないッ…悪くなどないッ」
2人は私を抱き締めてくれたのは薄ら覚えていた。
そして私は自分をコロし、感情も消えた。
色ずく世界は何時しか白黒の世界に。
人と関わるのもやめた。
異能力というのも知り
自分の異能がどういうものなのかも理解した。
もう誰とも関わらないつもりだった。
そのはずだったのに。
乱歩「ねぇ君、君って何時も一人だよね!」
彼と出逢ってから私の日々が変わった。
彩華の過去編
終わり。
次は天人五衰に所属している。
ラミアちゃんの過去編
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝
コメント
2件
すごく良きすぎる!!とゆうか彩華ちゃんもすごい過去をもってたんだね〜相変わらず六子と妖狐様かっこいい✨ 次も楽しみにしてる!!(*´꒳`*)