メッセージを送った。……いや、送ろうとした。
しかし、花木さんからきていたメッセージを読んで、その手を止める。
「なんで……」
『 今日来てくれてたんだよね?大和から聞いたよ。無事に帰れたかな?
電話が繋がらないから少し心配してるよ。落ち着いたら返信下さい。 』
それはそうか、私があんなに不自然に帰ったから、芥さんは花木さんに報告したんだろう。けど、心配していると言いながら、お店にいたあの女の子にも優しくするんでしょう?
心が狭い、確認してみなきゃ分からないと言われるかもしれないけど、あの優しげな笑顔を見てしまうと、どうしてもそれができない。
あんな現場を見て問い詰めたところで、私は花木さんに幻滅されるのが怖いんだ。
恋愛が楽しいだけではないのは経験しているし、嫌という程わかっている。けど、こんなに苦しくてぐちゃぐちゃした感情に、私は耐えられない。
「……花木さん」
私*********
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