テラーノベル
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昼間に部活終了だった。
帰りのミーティングが始まる前.
ぼくは、すぐに帰りの支度をした.
楽器を片付けて. 譜面台も. 楽譜も.
でも、早く終わりすぎても、
嫌なことが起こる.
でも、それに気づいたのは後からだった.
手遅れだった。
でも、先輩や同級生、友達の手伝いをした.
この時から。手伝いの良さが少し。ほんの少し.
分かったかもしれなかった.
終わりのミーティングが始まった。
色々と話をしていて、頷いたり、返事したり、
色んな動作をした.
でも、心の動作は、異常だった.
ソワソワする.
あの子が追いかけてこないかが不安.
いつも思ってることなのに.
何故か この日 だけ。
重く感じた.
ミーティングが終わり、
ぼくは、友達に、ばいばい と、軽く挨拶をして
明るく賑わっている室とは真逆の、
静まった廊下に出て、靴箱へ素早く足を鳴らした.
その時だった.
先輩が、あの子に.
『そこは一緒に、彼女さんと帰ってあげなよ!(笑)』
ぼくは既に学校から外へ出ていたが、
学校に入る玄関のドアが空いていた.
外からぼくの様子を見て言っていた.
しかもそれに返答をしたのは
紛れもなくあの子だった.
『待ってくださいよ!(笑)先輩!(笑)』
って、あまりにも恐怖に笑うからさ、
ぼくは全力で門を出て、走ったよ。
すごい震えが止まらなかった.
追いかけてくるんじゃないか。いやでもあの子の家は反対方向.でも急に来たらどうしよう.ぼくの家まで訪問してきたらどうすればいいの.
って、
そんな恐怖で怯えた言葉を何回も繰り返して
言葉の迷路をしていた.
次の日.
その日も部活で、
早く学校に向かい、
早く着いた.
楽器を取り出して、
椅子がなかったからさ、
床に座って、
背中を壁につけてもたれていると、
あの子が来た.
もう数えるのも嫌だった.
視界にも入ってくるだけで背筋が冷えるほどだった.
そして、その子は、どんどん私方面に近づいてきた.
『おはよ〜!』
軽々しく元気な挨拶.
ぼくはすごい震えた.
ぼくの隣に同じ体制で座ってきた.
あの子はどこまでも、ぼくの真似をする.
それも、ぼくの恐怖だった.
あの子が笑ったり、話しかけたりするが、
ぼくに、
その顔や言葉の手紙は、ぼくに
届きやしていなかった.
今でも覚えていないほど、すごく。怖かった.
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コメント
1件
ああ、これ、めちゃくちゃ怖かった……。 「恐怖に笑う」って台詞、ゾッとしたよ。あの子が軽いノリで近づいてくるたびに、主人公の心がどんどん凍えていくのがリアルで、読んでるこっちまで息苦しくなった。 「言葉の迷路」って表現、すごく刺さった。逃げ場のない日常の恐怖って、こういう形で描かれるんだな。次が気になるわ。