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素乃学園

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素乃学園

第14話 - 佐久間の忘れ物

606

2025年03月27日

#SnowMan

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#Snow Man

まきぴよ

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💙「それにしても、疲れたぁぁ」

湯舟があまりに気持ちよくて、つい、うとうとしそうになる。早く上がって、さっさと寝てしまおう。緊張したけどなんとかバレずに2日目もクリアー。

俺、やるじゃん。

身体を洗い、ある程度温まったところで、俺はさっさと脱衣所に出た。

誰も来ないとは言っても裸でいるのはやっぱり落ち着かない。

ガラララッ。

💙「めめっ！？！？」

脱衣所にめめがいた。

胸の上までバスタオルをたくし上げ、何とかごまかす。

🖤「わ、わ、わ、すいませんっ！！」

目黒は手に何か光るものを持っていた。

俺を見た途端、目を覆っている。

たぶん、見られてないと…信じたい。

念の為、髪を洗った後ウィッグ付けといてよかった…。

💙「ど、どうしたの？」

🖤「急がなきゃと思ったんですけど…」

めめは目を覆ったまま、答える。

🖤「佐久間先輩に頼まれて、ネックレス探してました」

💙「は？佐久間のネックレスってなに？」

🖤「あったんで…これ。渡しといてください！失礼します！！」

そう言うとめめは、真っ赤な顔をして走って出て行ってしまった。

あの反応は…セーフかな？

右手に渡されたネックレスを見る。

ネックレスというより、金の鎖がついたロケットペンダントだった。真ん中に写真が入っているみたいだ。一応、武士の情けで中は見ないでおいた。

自分で取りに来ないでめめに任せたのは、面白がってわざと俺とめめを鉢合わせさせようとしたんだろう。

💙「性格悪いなー。育ちがいいとやっぱり性格ひん曲がるのかな…」

俺はパジャマ代わりのスウェットのポケットに雑にペンダントを突っ込んで、ぶつぶつ文句を言いながら掃除を済ませ、浴室を出た。