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初期組

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初期組

2 - 第2話 いつもの3人 〜初期組〜(前世)

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2022年01月16日

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あぁ。ごめんね。私がこんなだから。お母さんがこんなだから。


ねぇ。もう謝らないでよ。お願い。俺も辛い。俺が辛い。


「おい。蕗亜。」

っと。誰だっけ。あ、前に山ちゃんに見つかったら〜とか言ってた塩野郎だ。

「んだよ。」

「お前そんな奴らとつるんでんのwお前も落ちたなw相手。しろよ」

あ゛ぁ?んだこいつ。むかつく。死ねばいいのに。いや、殺したい。

「殺してやるよ」


「かはっ」あらゆるところから血が垂れ流れている。

傷口がグロい

「で、まだやんの?」

俺はそいつに語りかけた。

「殺るに…決まって…げほっっ!」

無理みたいだな。

「お前もぼっち生活抜け出したらどうだ。”元”くそ真面目くん」

煽り倒してやった。でもいいんだ。これが俺のスタイル。


「いって!」

「もう、動かないでよ…。消毒できないでしょ」

ハルはお人好しすぎる

「自分でやるし、そもそも消毒なんていらねぇよ!唾つけときゃ治る!」

「そんなこと言って本当は消毒痛いの嫌なんでしょ。どーせね」

「ちげーよ!」

「俺がいる必要あるか。」

ユキが言った。俺だってお前のいる意味知りてぇけどな。

「うーん…なんとなく?やっぱつるんでるしさ」

でたよ。ハルのよく分からない理屈。どーゆー事だっての。ユキだって困って…

「まぁ、そうか」

「お前馬鹿か。」やっべ☆口滑った☆

「お前の方が馬鹿だけどな。」

「はぁ゛?ふざけんな!ハルのよくわからねぇ理屈で納得するやつがあるかっての!」

「蕗亜。そんなこと思ってたんだ…」

「あぁー!うそうそ!泣くなー」

「泣かないし!(半泣き)」

よくいうよ。


といつもこんな感じでいるんだが。


「あのねぇ__くん。高校どうするつもり?」

「だから!行かねぇって!」

いちいちうるっせぇ担任だよ。ちったぁ、黙れ!

「そんなこと言っててもね、困るのは君なんだよぉ?」

「就職とか?てきとーにやっとけばなんとかなるんだよ。」

「…うーん。1回お母さんに連絡を…」

「や、やめろ!母さんにだけは迷惑かけらんねぇんだよ!」


「ねぇ、ろあ!こんど、ろあの家行っていい?」

「え。あぁ、まぁ。大したものとかねーけど。」

「うん!ユキもいくよね!」

「え。別に。行きたくないし。」

「おっけー!ユキも行くんだね!じゃあ今日の放課後ここに集まってね!」

え。話聞けよ。何がおっけーなんだろ…


「おぉ……!」

ガチャ(ドア開ける音)

「ただいま。」

ドンッ(ぶつかる音)

「って…ちっ息子いんのかよ。」

家から出てきた男はそう言うなり舌打ちをしながら去っていった。

「母さん!また男家に連れ込んだのかよ!」

「…あ、おかえり。蕗亜。」

「っ……!はぁ。うん。ただいま。今日友達連れてきてるから。もう男家に連れ込まないで…な。」

「うん。ごめんね。」

「謝んないで。じゃ2階行っとく。」


2階〜蕗亜の部屋〜

「だ、大丈夫?」

ハルは心配そうに俺の顔をのぞきこんだ。

「ん。いつもの事だから。ごめんな。」

「ううん。いいよ。全然。」

「ていうかほんとになんもないんだな」

「わりーかよ!…俺には喧嘩しかなかったんだよ。」


ダダダダダ(足音)

ガチャ(ドアの開く音)

「!?」

「ろあおにぃちゃん!」

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はわわ…!‪:(っ'ヮ'c):

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