結局、今日挿入されたのはこの太い玩具1本だった。
めめは一度口の中に出すと舌なめずりしながら俺の痴態を眺めて、今度は手に握らせてきた。
胸の玩具はどこからか持ってきたテープで固定され、中で何度もイキながらもう無理許してと懇願したけど『しょっぴーはね』と言われる度に自分を奮い立たせてしまう。
🖤「健気だね」
感じすぎて返事もままならない俺を見るめめはただ嬉しそうだ。
最後には『汚れた阿部ちゃんて興奮するよね』なんて言いながら顔にかけられた。
ベッドに座ってスマホをいじる横顔。
俺を見ていたのとはまた全然違う、愛おしいものを見る時の優しい目。
💚「ねぇめめ」
🖤「なに?」
めめは視線を外さずに応える。
『何で俺じゃだめなの?』
喉まで出かかって、飲み込む。
💚「次、いつ会えるの?」
🖤「わかってるでしょ、しょっぴーと会えない時」
阿部ちゃんは賢いお利口さんだもんね?と、その時だけ確認するようにこっちを見た。
💚「うん……」
不本意だろうが何だろうが、俺が返事をしたならそれは承認だとばかりにめめは笑いかけてまたスマホに目を戻した。
せめて、
💚「めめ、キスして?」
🖤「まだ足りない?」
💚「違う、ほんとにキス。1回だけでいいから」
🖤「それも俺言ったよね?何だった?」
唇を指で撫でながら反論は許さないという顔で尋ねてくる。
💚「…キスと挿入は、本当に好きな人としかしない」
🖤「よくできました」
阿部ちゃんまだ欲しそうだしご褒美ね、とまだテープで固定されたままの胸の玩具が再び動き出した。
💚「違っ、待ってやだ!ああっ…」
🖤「イキまくるとこ見せて?」
刺激に震えながら、あぁ明日が早い仕事でなくて良かったともう諦め半分の自分がいた。