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バベルの塔。かつて、神の元へ行こうとした人間が作ったとされる逸話がある大きな塔。
現在ではイラクに一部があるとされている。
私、阪野柾は校門の前で立ち止まっていた。なぜならここは、名門の私立柊学校。エリート中のエリートが選ばれるらしい学校。
なんでも、ここに入ったらなんでも好きな職種につけれて、なんでも夢が叶う。というあやふやで怪しい学校だが、知名度は昔で言う東大?よりも高く、志願者が多い学校だ。だが、この学校はすべての生徒が推薦式という珍しい仕組みだ。そんな意味不明でわからないが怪しい魅力がある学校に足を踏み入れる。
ここから、私の青春がスタートするのだ。
笑「新入生の皆さん、こんにちは。」
校長の永野笑が挨拶する。校長の話は大体いつでも長いのだが、この校長はあたりらしい。5分で挨拶を済ませて壇上を去った。周りを見回すと、人数が本当に少なく、私を含めて7人が着席していた。
烏京「今年も少ないなぁ…」
一心「特別な子どもですから…。」
ヒソヒソと話し声が聞こえてくる。やはり、特別な人間しか通えないらしい。いつの間にか式は終わっており目の前にお面を被った先生が立っていた。
呉朗「では、新入生の皆さん。クラスへ移動しましょうか」
体育館の中から、渡り廊下、廊下、階段、クラスへと移動していった。
呉朗「この中に入ってください。」
教室を入ると、七つの椅子と机。一つ、自分の名前が書いてあったのでそこに座る。みんな座った後、担任らしい先生が口を開いた。
呉朗「こんにちは、今日からこのクラスの担任します。西村呉朗です。よろしく」
呉朗先生は名簿を取って
呉朗「じゃ、自己紹介をしていこうか。まず西城から」
指名した生徒はふわふわのオレンジ髪に赤いネクタイをぐずして着けている。
兒織「うす!西城兒織です!よろしくな!」
次に黒髪のピアスがマークの男子が席を立った。
泰次郎「俺は齊藤泰次郎っす!よろー!」
名前と一言を頭の中で繰り返しながら緊張して席を立つ。
柾「阪野柾です。一年間よろしくお願いします。」
緊張するので速攻で座り、前の女子に目を向ける。清楚で腰まである髪が特徴な彼女がゆっくり席を立つ。
美涼「田中美涼です。よろしくお願いします。」
その次にみるからに元気っ子なポニテの女子が元気よく立ち上がり
カナデ「林カナデ!よろしく!」
と誰かに向かってピースしてすぐ席に座った。
6人目はなよなよしているいかにも弱気そうな男子で深い青色の髪が特徴な男子が席を立ち、
砂月「正田砂月です。これから、よろしくお願いします…」
そして最後は頭にあるアイマスクと炭を被った様な灰色の髪を靡かせた生徒。
紗凪「真住紗凪…眠いからあんまり関わりない…ぐぅ…」
立ち寝である。
呉朗「紗凪さん。もう終わるから起きてください。えー…これから三年間よろしくお願いします〜。」
その真住紗凪という女は起きる気配が一ミリもない。もうみんな変人扱いしているのか、さっさと教室を出て寮へ行った。
部屋には寝ている人となよなよしている砂月という男と私。彼が荷物を持とうとしてなかなか持てずにいる。
柾「…持とうか?」
砂月「え…阪野さん…でしたっけ?だいじょうぶ、です」
彼がびくともしないカバンを私は持ち上げる。
柾「いいよ、どうせ同じ寮なんだしさ。」
砂月「ありがとう…ございます」
柾「敬語やめたら?一応、タメなんだし」
砂月「わかりま…わかった。よろしくね」
それから、ダラダラと時間だけが過ぎていった。
入ってから1ヶ月後…
カナデ「みーすーずー!お願いっ!宿題みせて〜」
美涼「いやよ。昨日しなかったのはカナデじゃない」
兒織「美涼さま!どうか俺らにも宿題を恵んでくだされ!」
泰次郎「はは〜!!」
美涼「うるさい、兒織と泰次郎。」
美涼を拝む様に囲むカナデと馬鹿二人。それを砂月と私は遠目に見ていた。
柾「…なんか泰次郎と兒織ってあだ名つけやすそうじゃない?」
砂月「…いしとひじき」
柾「砂月…結構悪口言うね」
た‘いし’ろうと、にしきをひじきに変える彼の頭は柔軟なんだろう。最近わかったが、砂月は結構ズバズバ言う系男子なのである。
呉朗「お前ら〜いつまで騒いでんだ。とっとと座れー」
柾(あれ、なんであのAIロボは廊下をぐるぐるしてるの?)
機械「ピーガガガ。正常に反応しません。緊急避難を開始します。」
呉朗は何か嫌な予感がしたのか、全員に命令をした。
呉朗「今すぐ机に伏せろ!」
ホワイトアウトのように視界が真っ白になった。手を動かしているのか、首を動かせているのかわからなかった。目が覚めたら荒野のど真ん中だった。
柾「…ここどこ。砂月、いし、ひじき、カナデ、美涼、真住!」
砂月「みさき…ちゃん?あれ、ここは…?」
柾「砂月!わからない。目が覚めたらここに…多分、ロボの故障だと思う。」
砂月「西村先生は?」
柾「見当たらない。生徒は全員いる」
砂月「…荒野だね。熱いや。木の下とかいけないかな」
紗凪「それは無理じゃないかな〜。今ここでみんな動かしたら危険かも〜」
柾「びっっくりした。起きてたの」
紗凪「10分ほど前から〜。多分今私たちは頭か何かを打って気を失ってるんでしょ〜?じゃあ、動かない方が良いと思うけど〜」
砂月「それもそうですね…」
紗凪「それに…さっきからなんか遠くで見えてるの〜。多分危険なやつじゃないかな〜。あぶないと思う〜」
柾「…一旦、待とうか。紗凪、アンタが一番頭が切れる。何かあった時、よろしくね」
紗凪「マカセロリ〜。紗凪こんな状況、初めてかも〜」
砂月「呑気ですな…」
カナデ「んがっ…ここは…?」
兒織「うわぁ!?太陽がいてぇ!」
泰次郎「いてて…ここは?みんな無事か?」
美涼「私が最後かな…」
紗凪「みんな起きたね〜。じゃあ、持ち物とか確認しようか〜」
兒織「って、紗凪。なんでお前が仕切ってんだよ。」
紗凪「しかたないでしょぉ〜。少し歩き回って見てきたんだから〜。まず、西方向にあぶねーやつが一体。北にも一体。あと南に二体。だから今から東の方向へ進むよ〜」
美涼「…地図も何もない状況で、危険じゃないの?」
紗凪「そう思ったんだけどね〜。ちょっとずつ向かってきてるの、四体とも〜。もし囲まれたら、逃げ場も無くなっちゃうし〜。紗凪の感がこっちって言ってるの〜。だからね〜」
兒織「やべーんじゃねえの?もし捕まったら…俺らどうなるかわかんねえよ?」
紗凪「だから持ち物チェックなの〜。何か持ってる人はいる〜?」
柾「私は筆箱。中にはハサミぐらいしかない」
泰次郎「それ以外は特に無さそうだな。移動するぞ!」
東の方向へ私たちは進んだ。とにかく、あの危なそうなやつに関わりたくないからできるだけ遠くへ逃げた。
美涼「私、もう限界…」
カナデ「みすず!大丈夫?おぶるよ」
兒織「おい、紗凪。これ以上はもう限界だ。周りに敵?もいねーし。ここは森だ。獣ぐらいなら男が倒せる」
紗凪「そうだね〜。木の上にテント張って今日は寝ようか〜」
砂月「野宿なんて、初めてかも…!」
柾「この木はどう?頑丈だし、結構大きい」
紗凪「それにしようか〜。じゃあ、後はよろしく…ぐぅ」
柾「は?寝た?」
泰次郎「寝たね。しょうがない、俺が木の上まで運ぶから、女子は先に寝ろ」
カナデ「わかった!じゃあ美涼運んで寝るねー!」
兒織「柾も寝ろよ。」
柾「ありがとひじき。おやすみ」
兒織「誰がひじきじゃ」
木の硬く冷たい感触が伝わってくる。寝心地が悪い自然のベッド。どうにか寝れそうな時、誰かが倒れた音がした。
砂月「みんな起きろ!殺されるぞ!!」
カナデ「みすず!」
紗凪「どーやら…あのロボに見つかっちゃったみたいだね…」
柾「みんな!」
ロボット「対象発見。直ちに浄化します。」
美涼「浄化…!?」
混乱しているみんなを見て、泰次郎が叫んだ。
泰次郎「お前ら!戦わず、一旦逃げるぞ!」
兒織「紗凪!俺に捕まれ!」
カナデ「美涼!走れる?」
美涼「無理…!」
カナデ「わかった!おぶるね!」
柾(いくらみんなが足が速くても、いずれ絶対にやられる…!)
踵を返し、ロボの方へ向き直る。そして木の棒を持って構えた。
砂月「柾ちゃん!?何してるの!?」
柾「ここで一旦、ぶっ倒す!」
砂月「はあ!?」
ロボット「二体発見。個体名阪野柾。性別女。個体名正田砂月。性別男。男から浄化します。」
砂月「柾ちゃん。ちょっとハサミ貸して」
いくら混乱していても、すぐに冷静になれるのが砂月の強みだ。
柾「任せたよ砂月」
砂月に向けたロボットの攻撃の手が瞬時にバラバラになった。
ロボット「error。error。マスター、逃走の準備をしてください」
砂月はそれを聞くと私のハサミを空中で投げた。私は砂月が戦っている内に、そのロボの死角まで来ていた。
柾「これで倒れろ!!」
ロボに脳天があるのか知らないが、そこを突き刺した時、ロボは攻撃をやめて動かなくなった。
兒織「おい砂月!柾!大丈夫か!?」
泰次郎「急にいなくなるとか…!頭おかしいんじゃないか!?」
カナデ「倒してる…!あのロボ、倒してるよぉ!すごいすごいすごーい!!」
美涼「…びっくり…。」
砂月「これで一旦、大丈夫じゃないかな…?」
紗凪「いや、多分、まだ来るよ〜。後ろ見て見な〜?」
三体ほど後を追ってこちらに向かって来ている。
咄嗟にハサミを持ち直し、戦闘体制に入るが紗凪に止められた。
紗凪「戦っても勝ち目はないんじゃ無いかな〜?今は逃げよう〜」
ガシッ
逃げようとした瞬間、足を掴まれたのがわかった。まだこのロボットは壊れていなかったのだ。
柾「クソ…!!離れてよ!このバカロボット!!」
砂月「柾ちゃん!!」
バキバキッ
機械が締め付けられたように破壊音が聞こえた。自分の手のひらから何か糸の様なものが見えた。引っ張ってみると、手のひらではなく爪と指の間から蜘蛛の糸が垂れていて、目の前には、その蜘蛛の糸で締め付けられたロボットのひじゃけた腕が全てを物語っていた。
砂月「え…何それ…」
柾「わかんない!わかんないけど、逃げよう!」
私は混乱した。何がどうなっているのか分からず、とにかく砂月を追いかけた。
咲「ふーん…蜘蛛の糸を指先から出しているんですかね?彼女」
ミリヤ「マジで?深春とおんなじで汎用性高いやつだ」
咲「深春たちまだ合流できないんですか?」
ミリヤ「そうっぽいな。いやぁ〜、新しい後輩に早く会いてぇな〜!」
咲「そうですね。早く戻りましょう。置いて来ますよミリヤ」
ミリヤ「待てよ咲〜」
月咲やまな
ナルト大好き👑🤲