毎度どうもどうも
不穏の話書こうとしたのに2回くらい2000文字消えて病んだから諦めました⭐️
結構前に思いついてずっと書くのめんどくて諦めてた鬼滅パロ書きやす
どうぞ
雪が降り始め
日は出ているのに肌寒くなってきた頃
柱会議が開かれた
「集まってくれてありがとう。私の可愛い子供達」
鬼殺隊の頭、産屋敷耀哉が口を開く
その声は、優しくも畳の敷かれた部屋の中に響いている
「今日、集まってもらったのは緊急報告があると聞いたからだよ。しのぶお願いできるかな」
「はい。昨夜、怪我を負いこちらにきた隊士達によりますと3体の鬼が突然襲ってきて、
他の隊士数十人が集まってくると竹やぶの奥に逃げていったらしいです」
「ああ?そんなの俺が一人で行って3体とも倒してきてやるよ」
「まあ、待ちなさい実弥。しのぶ続きを」
「はい、それがその隊士らの階級は乙で、怪我を負わされた隊士は…計9名です…」
「1匹で乙の階級の奴ら3人を怪我させたのか」
「そのようです」
「野放しにはして置けないね。それにその竹やぶの奥には…」
親方様がそこまで言いかけたところで目線を柱から、出入り口へと向けた
「お久しぶりです。本田さん」
「嗚呼、気づかれたか。久しぶりだな耀哉」
「「「「「「「「「ッ⁉︎」」」」」」」」」」
親方様が出入り口へと目を向けたので出入り口付近にいるのかと思えば、
そいつは、もう我々の横にある庭に入り込んでいた
(気が付かなかった…)
(なんだ、コイツ気配が全くしなかった)
(…)
(鬼…と言うわけではなさそうですね)
(えええ!?あの人全然気が付かなかった!!)
(見た目は地味だが、強さは派手だな。目も赤いし派手だぜ!)
(鬼ではないのはわかるが、うむ!人間には辿りつかない領域の強さを感じるぞ!)
(……どこかで見たことがある気がするお方だ)
(親方様のお知り合いか)
そこには、二人の男がいて
一人は、赤い目、赤い耳飾りをした和服を着た黒髪の男
もう一人は、栗色の髪色をした最近江戸で流行っている背広(スーツ)を着た男で、
和服の男を部下か何かなのだろう。彼を雪で濡らすまいと傘を差していた
「貴方がくるなんて何年振りですかね」
「さぁ、2、3日前じゃなかったか」
「貴方にとっては、短い時間なのは存じておりますよ」
「椿はん、はよ用件言わな。風邪引いてまいますよ」
「ああ、そうだったな」
「やはりそうでしたか、竹やぶに鬼でも住んでおりましたか」
(竹やぶに鬼?親方様がおっしゃっていた竹やぶの奥って…)
「なんだ。貴様聞いておったのか」
「あ”あ“?テメェ今なんつった」
そう、不死川の怒った声が聞こえるのが先か彼は、部屋からそのまま庭へと駆け出し
その“本田”と言う人物に向かって刀をぬいた
「ッ!?」
しかし、実弥が抜いた刀は本田という男に当たる前に 別の黒髪の男によって止められていた
「やはり、東京。貴様潜んでおったな」
(東京?)
(東京…あの方のお名前でしょうか)
(東京って都市の名前では無いのか)
「気づかれてましたか」
「ああ?何言ってんだよテメェ」
「お前こそ、椿さんに何言ってんだよ」
「あ“あ“?んだよ。テメェつったんだよ!」
「若者は、喧嘩っぱやくて困るわぁ」
「お前もアイツと歳はたいして変わらんだろう」
「何言うてますの椿はん。一世紀は歳の差あるんやで!!」
「そうだったか?」
「実弥やめてくれないかな。その人は、私の大事な客人なんだ」
「……ッチ」
騒動は、産屋敷耀哉によって終わりを迎えた
「それで、用件は竹やぶの中の鬼のことですね」
「ああ、そうだ。それでそやつらを二人ほどよこしてほしいのだが」
「わかりました。どのような者をお探しで?」
「そうだな…竹の中で素早く動けるものが良いな。後は、音を出さずに行動できるものだな」
「そうですか。では、天元と小芭内でいかがでしょう」
「「ッ!?」」
「ほう、どいつのことだ」
「二人とも立ちなさい」
その言葉に、二人が立ち上がる
「……まぁ、よかろう。こやつらを2日ほど借りていくぞ」
「ええ、わかりました」
「ッ親方様!?」
「…頑張ってくれ2人とも」
「「……」」
「行くぞ、お前ら」
「…行くか」
「ああ、そうだな」
その後、出入り口の門を出たところで不死川の刀を止めた黒髪の男と
栗色の髪色をした傘を差し ていた男と別れた
「椿はん、ほんまに大丈夫ですか?」
「俺らもやっぱりついてきましょうか?」
「大丈夫だ。お前らは、さっさと仕事に戻れ」
「…わかりました。無理だけはせんといてくださいね」
「じゃ、俺たちは戻りますね」
「ああ、じゃあな」
「「…」」
「よし、行くか」
それから、何十分が経っただろうか
流石の宇髄も親方様が敬う相手ということもあり少しばかり緊張しているようだった
正直、2人は気まずく感じていた
どうすれば、この危機的状況を抜け出せることができるか考えていた
そんな時本田とやらが口を開いた
「緊張しておるのか?」
栗色の髪色をした男が持っていた紅色の傘で顔は見えないが 優しく強い言葉だった
まるで、生まれたばかりの頃どこかで聞いたことがあるような懐かしい声
「あッ……ああ、まあな。親方様があんなに相手を敬って話すことはないからな」
「…同意だ」
「そうか、あやつ昔となんら変わらんな」
「なぁ、あんた親方様とどんな関係なんだ?」
「私と耀哉の関係か……アイツの先祖の恩人とでも言っておこうか」
「親方様の先祖?貴様、馬鹿にしているのか?」
「ほう…私がお前らを馬鹿にしているとそうかもしれないしそうではないかもしれんな」
彼は、小芭内の言葉に怒ることなく冷静に答えた
まるで、孫を相手するかのように
「なぁ、俺らは、あんたのことなんて呼べばいいんだ?」
「ああ、そうだな…本田でも椿でもどちらでも良い敬称はつけなくてもかまわん」
「そうか。じゃあ、本田さんだな」
「……本田…殿」
「ああ、よろしくなところでお前らの名前はなんだ」
ふと、彼が振り返る
彼の血のように綺麗な目が視界に入ってくる
「俺は、音柱の宇髄天元だ」
「蛇柱の伊黒小芭内だ」
「そうか、では宇髄と伊黒だな」
そうやって自己紹介を済ませていき、竹やぶの前にたどり着いた
そこには、石でできた道があり竹やぶの中を切り開いていた
「もう、夜だな」
「…鬼が出る前に腹を満たしておけ、飯は作ってある」
「…感謝する」
夜
鬼の気配がし、目覚める。
どうやら宇髄も伊黒も同時に起きたようだ
あたりを見回すと既に起きていた本田の姿が目に入った
「ようやく起きたか」
「ああ」
「ねみいな。さっさと終わらすか」
「鬼は三体。東以外の各方位に一体ずつ潜んでいる」
「最後の一体は、早いもん勝ちだな」
「…」
「倒せれば、まあどちらでも良い。さっさと始末してこい」
「分かったよ本田さん」
「ああ本田殿」
そう言って本田の家を後にする
寒い竹やぶの中一体の鬼が目に入る。こちらには気づいていない
音を立てないように素早く近づき首を切る
「おいおい、乙の奴らはこんなのにやられたのか?」
蛇柱の伊黒小芭内も同様に鬼を既に一体倒していた
「…こんなやつに乙の奴らが3人もやられるとは…」
しかし、奴らは警戒していたよりも弱かった
嫌な予感が2人の柱の頭の中をよぎった
もしや、三体のうちこの二体はただの囮で残りの一体が親玉なのではないのか
そうなると、家に残した本田が危ない
すぐに戻らねばそう思った刹那、本田の家の方から竹をなぎ倒すような大きな音が聞こえた
2人が現場にたどり着くとそこには想像を絶する光景が広がっていた
「アァ“ダ…タズゲ……テ」
そこには、竹を何十本もなぎ倒し木刀で心臓を刺され助けを求める鬼と本田がいた
「…」
「…どうなってんだこれ……」
「…まさか」
「……木刀でこの程度とは…鬼の名が聞いて呆れる」
「お、おい、本田さん……」
「私のは日輪刀ではないからこやつは消滅しない。さっさと首を切ってくれ」
「あ、ああ分かった」
あまりの衝撃に宇髄と伊黒は顔を見合わせる
その後、首を切り夜が明け2人は本田と共に
親方様が住まう鬼殺隊本拠地へと足を進めて行った
「「ただいま戻りました」」
「ご苦労様2人とも」
「そやつら、なかなか良い腕だったぞ」
「それは、喜ばしいことだ」
「「…」」
「おい、お前ら報酬は何が良いか」
「…俺は、ほしいもんは自分で手に入れる主義だからいらねえ」
「俺もいらない。おかげで良いものを見せてもらった」
「そうか。では、今度貴様らが困った時は手を貸そう」
「そりゃ、嬉しいな」
「ああ…」
「では、私はこの辺で失礼する」
「おや、どこか行かれるのですか?」
「ああ、無惨に少し文句を言わなければな」
「なッ!?」
「はッ!?…」
「そうですか。では、今度情報の一つでも」
「ああ、分かった」
「おい!…本田さん!ちょっとま…」
「本田殿!少し待…!」
「鳴女」
彼がそういうと、ベンッと琵琶の音が鳴り足元にふすまが現れ
彼は、じゃあなと言って下へ降りて行った
「行っちまったか…」
「…」
「本田さんはああゆう人だからね」
「親方様、本田さんって何者なんだ?」
「先祖の恩人と言ってましたが…」
「ああ、それに間違いはないよ。彼は、私の一族の恩人だ」
「何歳生きてんだあの人」
「さあな」
「彼は、私たちの…」
終わり
いやー本田が最強すぎるっていう話を書きたかっただけ
ちょっと夜遅いし時間もないんで失礼しやす!
ばいー
コメント
1件
隠しきれない興奮(?) 本田さんさいきょー設定有難い御礼に舐め回してあげる(? ぺろぺろぺろぺろぺろぺろ(( 今回も最高でしたよ姉貴ぃ…㌿ト好き😘🫴💍