翔太💙 『同じベットに寝るだけなら・・・何もしないならいいぞ』
足をバタつかせて抵抗していた翔太くんも、自室に入りベットの前まで来ると、急に大人しくなって、俺の首にしがみ付いている。
先程と同じ状況に陥っている。互いの学習能力の無さに笑えてくる。
翔太💙 『何笑ってるんだよ💢』
顔を埋めたままの翔太くんが、口を尖らせているのが容易に想像できる。
蓮 🖤 『しょっぴー、そのままでいいから聞いてくれる?』
翔太💙 『・・・んっ、、、』
蓮 🖤 『俺ね、ずっとしょっぴーの事好きだったんだよ。
いつからって聞かれたら思い出せないくらい‥気付いたら好きになってた。
自分自身、同性を好きになるなんて経験なくてめっちゃ苦しくて。
ごめんね。だからすごく嬉しくって。しょっぴーの気持ち聞いたら抑えらんなくって』
翔太💙 『降ろせ////』
蓮 🖤 『でも・・・』
翔太💙 『ちゃんと蓮の顔見て話したい////』
はぁ〜この人なんなんだ!せっかく俺が自制しようと頑張ってるっていうのに。
蓮 🖤 『ねぇ、、、翔太くんが悪い。何でそんな可愛い事ばかり言うんだよ!もう無理』
姫抱きされている翔太君が、ポカンとした顔でこちらを見ているので、そのまま唇を奪った。
理性を保てないのは、間違いなく翔太くんのせいだ。
荒々しく唇を貪る。
翔太💙 『んっ….////はぁ』
上唇をそっと食んだ後、わざとらしくリップ音を響かせ唇を離した。
蕩けた顔をして、頰を赤くした華奢な体をベットに仰向けに降ろすと、彼の体に跨った。
蓮 🖤 『無自覚でやってんのそれ?可愛いことばかり言うのやめて欲しいんだけど?』
翔太💙 『なっな…何だよ….別にそんな事、言ってないだろう////おっ降りろよ////』
顔を見て話したいと言った翔太くんは首を真横に向け、俺を直視しないようにしている。
翔太くんから離れ、近くにあった椅子に腰掛けた。尚も翔太くんはこちらを見ないようにしている。
蓮 🖤 『疲れた』
本心だった。振り回されぱなしだ。
心躍ったり、苦しかったり、嬉しいとか悲しいとか
焦ったり、落ち込んだり・・・この短時間でたくさんの感情が渋滞している。
翔太💙 『ここおいでよ〝めめ〟今日はゆっくり寝な』
翔太くんが、やっとこちらを見たかと思えば、ベットをパフパフ叩いて〝おいで〟なんて言っている。
おい💢天然にも程があるだろう?
翔太💙 『練習疲れたよな〜、楽しみだなライブ』
お手上げだ。完敗だ。このド天然に勝てる気がしない。そういう意味の〝疲れた〟じゃないんだよこっちは。
翔太 side
お姫様抱っことか、女の子じゃあるまいし・・・恥ずかしい。
蓮は、俺をどうするつもりなんだ・・・怖くて首にしがみつくと、蓮が俺への想いを姫抱きのまま語り出した。
蓮の吐息が俺の首筋に当たってる。蓮の心臓の鼓動が聞こえる。
暖かいし、俺と同じソープの匂いの中に微かに蓮の匂いがしてすごく落ち着く。
俺も〝大好きだ〟
翔太💙 『ちゃんと蓮の顔見て話したい////』
俺は不器用だ。恋の駆け引きなんてできないし、想ったら先に言葉になって吐きだしてしまう。
なんでか分からないけれど、どうやら蓮のスイッチを押してしまったみたいだ。唐突に激しく唇を奪われた。
大体、可愛い可愛いって何なんだ?俺男なんだけど。今日一度も〝かっこいい〟って言われてないんだけど。
ベットに降ろされると、俺の上に跨ってきた蓮が、前髪を掻き上げて俺を見下ろした。
〝カッコいい♡〟
どうも恥ずかしくなると、言葉を飲み込んでしまうらしい。俺らしくない。〝カッコいい〟が喉奥で退避している。
直視できずに顔を背けてしまった。きっと顔が真っ赤だ。降りろというとあっさりと従った蓮が〝疲れた〟と弱音を吐いた。
蓮にしてはめずらしい。怪我もしているし早く寝かせた方がいいな!ここは年上らしくリードしなければ!!!
翔太💙『ここおいでよ〝めめ〟(パフパフ)・・・』
コメント
5件
天然翔太...良すぎないか?( ᐢ. ̫ .ᐢ )💙 続き、楽しみに待っていますね~!( ՞ . ̫ . ՞ )
ありがとうございます😭 勝手なイメージで書いてます💦 また読んでいいただけるよう頑張ります💙
無自覚天然しょぴ💙可愛すぎます。文章がお上手なので引き込まれてどんどん読んでしまいました。 続き、楽しみにしてますね💙