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ここからどうやってアッチの方へ持って行けるだろうか？ようやく、同じベットに入り込めたものの、最難関の壁にぶちあたっている。
翔太くんは俺の横で明後日に控えたライブの話で一人盛り上がっている。
俺はと言うと、どうやったらアッチのムードへ持ち込めるかその事しか考えていない。
このド天然野郎をどうにか抱きたい。
適当に生返事していたのが、どうやらこの天然くんもわかったようで、、、
翔太💙 『ねぇ蓮聞いてるの？もう眠い？』
と何度か尋ねてくる。（眠いと思われてるけど笑）
蓮 🖤 『ちゃんと聞いてるよ』
ストレートに言ってみてはどうだろうか？
〝しよ？〟と言ってみるか・・・
〝何を？〟と返ってきそうだ。
かと言って〝抱かせろ〟と言うと
〝帰れ〟と言われそうだ。
ん〜なかなかこのミッションは難しい
・・・んっ！？
翔太💙 『いいｨ？』
急に布団がゴソゴソと動いたかと思ったら、翔太くんが俺の手を握った。
翔太💙 『手繋いで寝てもいい？』
はい！詰んだ。
終わった。
さようなら俺。
いつ死んでもいい。
翔太くんの可愛さは俺の想像を超えてくる。今日は長い夜になるだろう。
そしてヤれないだろう。
こんな〝初心初心〟な翔太くんを付き合った初日に抱くなんて、下品な事を考えた自分が恥ずかしいとすら思えた。（一瞬ね思っただけ）
蓮 🖤 『ほんと可愛い』
翔太💙 『ねぇ、可愛いって・・・嫌なんだけど』
蓮 🖤 『無自覚すぎて怖いよ？そうだ！言いあいっこしょ？お互いの好きなとこ』
こうなったら、言葉責めしてやる。
ちょっと躊躇したのか握った手に力が籠った。
翔太💙 『いいよ・・・でも〝めめ〟からがいい』
翔太くんは、甘えたい時〝めめ〟と呼ぶ。恐らく本人は気付いていない。無意識だろう。
蓮 🖤 『うん、しょっぴーは面倒見がいいところと、可愛いところが好き』
翔太💙 『////蓮は男気があって、かっこいい』
蓮 🖤 『////分け隔てなく誰とでも接するところ、そしてめっちゃ可愛い♡』
翔太💙 『////蓮は俺の異変にすぐ気付いて助けてくれるところがカッコよくて・・・だっ』
蓮 🖤 『だっ？』
翔太💙 『大好きだぞ』
〝だぞ〟きたー♡可愛いしかも大好きからの〝だぞ〟
蓮 🖤 『しょっぴーキスしたい、ダメ？』
翔太 side
蓮の手はちょっとゴツゴツしていて男の子って感じだ。
俺はというと手が一般男性からすると小さいから、蓮の手にすっぽりおさまった。
触り心地はわからないけど・・・（聞いてみるかな？）
実は前から、蓮と手を握りたかったんだよね。
1年ほど前ダンスの練習で屁立った俺を、蓮が手を引いて起こしてくれて、すごくドキドキした。
その時の手の感触が忘れられなかった。
もしかしたらその頃から蓮のことが好きになっていたのかもしれない。
蓮は、同性を好きになって相当悩んだって言ってたけど、俺はなんでこんなにすんなりと受け入れられているのだろう？
〝好き〟だという事実は変わらないし、自分に嘘をついて生きていくのは嫌だ。
蓮への気持ちに気づいてからは秒単位で好きが増していっている。
今もこうやって手を繋いで、蓮が大好きだ。キス・・・したいな。
蓮 🖤 『しょっぴーキスしたい、ダメ？』
翔太💙 『俺も同じこと思ってた！こんな事ってあるんだな！』
コメント
1件
蓮くんめげずに頑張れ😂
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