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#聖女
桜井正宗@オートスキル1巻発売
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結衣
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ゆゆ

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#両片思い
当麻月菜
30
ラリルア王国。
世界1の人口と面積を持つ大国、
世界の中心とも呼ばれる国だ。
そして、この国には最大の特徴がある。
ラリルア王国には、女神とも呼ばれる2人の聖女がいる。
そして、その聖女を国力として活用している。
魔法も存在しない世界で聖女には特別な聖力があり、この世界に跋扈する魔物を遠ざける結界を張ることができる。
他にも生物を癒したり、極めて困難な”攻撃”の技を持つ者もいる。
しかし聖力は扱う事自体難しい事であり、その力を持っていても挫折する者も多々。
そんな中で、2人の聖女が今日選ばれる。
女神の降臨式
さて、これはある
1人の女神のお話。
ー1話 聖女候補ー
アリス「………」
アリス(今日はこれくらいでいいか…)
この、一見髪が短ければ少年に見えるようなカジュアルな服を着た少女はアリス。
ただの独り言の多い平民だが、聖女候補の一人だ。
聖女候補とは基本的に応募は自由だ。どんな身分でも、聖力があれば応募できる。
アリス「ふぅ……」
1つため息、聖力を使うには全神経を集中させなければならない。
アリス(最初のうちは慣れなくて、すぐ気絶してたけど慣れるもんだなー。)
「キャハハ!! 」
女性の甲高い笑い声が、静かな聖杯堂に響く。
リーナ「あれれーアリスちゃん♡今日も熱心だねぇー♡」
アリス「あぁ…リーナさん…」
彼女はリーナ・シャンベル。
彼女もただの平民だが、高いコミュ力に加え愛嬌が良いことで人気だ。
いつでも周りに取り巻きがいる。
リーナ「よーし♡お仕事頑張るぞー…!」
指を交差させて祈る。フワッとピンクのツインテールが揺らめき、光が広がる。
リーナ「……………」
取り巻きA「流石だわぁ……私たちも頑張らないと…」
取り巻きB「えぇ……」
静まり返った聖杯堂にカツンカツンと規則正しい足音が響く。
リーナ「…!ロデル様!」
祈りを止め、小走りに駆け寄る。
ロデル「やぁ、リーナ。今日も頑張ってるね。」
甘い声で囁き。リーナの頭を優しく撫でる。
リーナ「んふふ…お国のためです♡こんなもの朝飯前です♡」
ロデル「無理は禁物だよ」
次の瞬間、リーナの足がふらつく。ロデルはそれを即座に支える。
ロデル「…ほら、君は頑張りすぎだよ。」
リーナ「……全然ですわ。毎日祈りを捧げてるアリスちゃんには敵いません…」
リーナはチラッとアリスを見る。
アリス「え…私…?」
ただその一部始終を傍観していたアリスは急に話に自分が出てきたことにキョトンとする。
リーナ「うん!アリスちゃん毎日1日中努力してて、憧れちゃう…!」
リーナ「私は忙しくて…あまり祈れないけど…」
取り巻きA「いいえ、リーナ様!貴方は少ししか聖杯堂にいらしてないのに、一瞬で結界を治して国を守っているのです!」
取り巻きB「えぇ!見ただけで分かりますわ!」
ロデル「まるで祈る姿は、女神のようだよ。リーナ。」
リーナ「皆様…」
そうロデルはリーナに優しく微笑む。
ロデル「いよいよ明後日は降臨式だね。」
リーナ「わっ」
グイッとリーナの腰を寄せる。
ロデル「期待しているよ。リーナ。」
リーナ「……はい…♡」
アリス「………」
明後日はいよいよ女神の降臨式。
一体誰が選ばれるのだろうか。
コメント
1件
山本さん、第1話拝読しました! 聖女候補のアリスとリーナ、対照的な二人のキャラがもう立ってますね。リーナの周りに人が集まる華やかさと、アリスが一人で静かに祈り続ける姿の対比が心に残りました。ロデル様のリーナへの甘やかし方が、なんだかアリスを疎外しているようで…「明日は降臨式」というところで終わるドキドキ感、続きが気になります!