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5月4日はー青桃の日!!!
昨日かいて出すつもりでした…
忙しくて無理だった😭
ロマンチックに出来たかな…
あ、ちなみに某歌い手会社ではないです。
注意
nmmn
青桃
黒視点スタート
そこからは青視点
…………
あの二人はずっと一緒にいる。
仕事場も同じで、朝も夜も、気がつけば隣にいるのが当たり前の関係だった。
誰も口には出さないけれど、全員が思っていた。
―あれはもう、ただの同僚ではない。
まろは、普段は要領がよく何でもそつなくこなすタイプだ。
でも社長である、ないこを前にすると、本の少しだけ不器用になる。
言葉を選びすぎて、遠回りしたり、逆にぶっきらぼうになったり。
ないこはないこで、基本的には仕事の鬼みたいな人だ。
厳しいし、妥協もない。
でも、あいつに向ける視線だけは、どこか違う。
ほんの一瞬だけ、肩の力が抜けるような、そんな顔をする。
だからこそ、俺たち4人はずっと思っていた。
―早く、”ちゃんと”くっつけよ。
その日も、いつもと同じように忙しい夜になった。
いや、いつも以上に忙しかった。
対応に会議、案件が立て込んでいて、修正が重なって、終わりが見えない。
社長のないこはデスクに張り付けたまま、次々と指示を出していた。
桃「この資料、もっと分かりやすく。」
桃「こっちはクライアントに再確認。今すぐ」
桃「それチェック甘い!」
容赦がない。だけどそれが通常運転だ。
今日は二人の大切な予定。
一刻も早く終わらせなければならない。
時を遡ると、昼休憩だったあの時。
俺たち4人を集め休憩室でまろが言った。
青「…今日どうしても、ないこをそとに連れていきたいねん」
いつもと違う声だった。
軽さも冗談もない、まっすぐな声
全員の動きが止まる。
俺もコップにコーヒーをいれる手を止めた。
その言葉だけで全員が理解した。
“今日” なんだと、
それから今に至る
俺たちは手を止めることはなかった。
赤「その資料、りうらがやる、貸して!」
水「電話こっちに回して!」
紫「チェックリスト共有して、まとめて潰すわ」
黒「まろ、手止めんなよ」
青「わかってるよ…ありがとな、」
一気に空気が変わった。
さっきまで終わりが見えなかった仕事が、まるで出口を見つけたように流れ始める。
ないこは最初、明らかに怪しんでいた。
桃「なんか企んでる?
いつもなら真面目に仕事しない子供組がこんなにも…」
赤「おい、失礼だろッ!」
水「別にー?効率化、ってやつ?」
紫「まぁたまには?真面目にしなあかんなーって」
桃「効率化でこんなに急に速度上がるか?普通」
黒「あがるあがる、細かいことは気にすんな。」
ないこはため息をつきながらも、手は止めない。
そして、少しずつ、確実に仕事は減っていった。
まろも、いつも以上に集中していた。無駄な動きは一切ない。
画面に向かう横顔が真剣そのもので、たまにないこの方を見る視線が、やけに強い。
時間が経つにつれて山のようだったタスクが、目に見えて崩れていく。
桃「……残りこんだけ?」
ないこがぽつりと呟いたとき、全員心の中でガッツポーズをした。
赤「あとはこっちで回せるよないくん!」
黒「ないことまろもう上がり 。
付き合った記念日やろ?」
笑ったようにいうとまろはぐっと見えない程度にぐっとポーズをしていた。
桃「でも…」
言いかけたところでまろが立ち上がった。
青「行こや、記念日やし
明日ちゃんと働けばええやろ? 」
まろのまっすぐな声にないこは困ったように眉をひそめる。
桃「今日無理って言ったじゃん。」
青「わかってるよ。やけど…」
まろは一歩距離を詰める。
青「今日じゃないと無理」
子供みたいな言葉だけど、そんな言葉にないこの表情がわずかに動いた。
まわりもなにも言わない。ただ、静かに見守る。
数秒の沈黙のあと、ないこは小さく息を吐いた。
桃「…しゃーなし、」
そう言って、椅子から立ち上がる。
その瞬間、俺たちは顔を見合わせた。
―勝った。
ないこはコートと鞄を手に取り、軽くこちらを振り替える。
桃「明日、遅れた分ちゃんと回収するから。今日は頼む! 」
手を合わせるないこにほとけはぐっとサインを送った。
水「はいはい!早くいってきなー!!」
軽く流すようにいったほとけにまろは、「ありがと」なんて珍しく漏らす。
水「え…きもっ」
ほとけは、珍しかったのか驚きながらいつものように毒を吐く。
青「はぁぁ?こんのあほとけが!!」
まぁ、いつも通りか…。
そんなまろだったけれど。
少しだけ安心したような背中が読み取れた。
その背中を見送りながら、俺たちは静かに思った。
―ちゃんと、言えよ。
…………
青視点
店に着くまでの道、何を話したか正直あまり覚えていない。
隣にないこがいる。
それだけで頭がいっぱいだった。
予約していた店は、少し落ち着いた雰囲気の場所で、騒がしさから切り離されたみたいに静かだった。
席に案内されて、向かい合って座る。
桃「すごっ…こうゆう店久しぶりだわ。」
ないこがメニューを見ながら言う。
青「そうやな…」
桃「まろ、こうゆうとこ好きだっけ?」
青「まぁ、今日は特別やから」
言った後で、すぐに後悔する。
あからさますぎたかもしれない。
でもないこは、なにもつっこまず、ただ小さく笑った。
料理が運ばれてきて、会話はいつも通り仕事の話から始まる。
でも、どこか集中できていない自分がいる。
タイミングをずっと探してた。
ガラスを持つ手がわずかに汗ばんでいる。
何度も、ポケットの中の箱の存在を確認する。
―今か?、いやまだ…
そんなことを繰り返していく
るうちに、時間だけが過ぎていく。
桃「…さっきからどうした?」
不意に言われて、顔を上げる。
青「え?」
桃「落ち着きないけど…笑」
図星過ぎて、言葉につまる。
青「そう?」
平然を装うのに全うしている。
ないこはじっとこっちを見る。
その視線から逃げられない。
観念したみたいに、息を吐く。
青「…話あんねんけど」
それだけで、空気が変わる。
ないこはグラスを置いて、静かに待つ姿勢になる。
逃げ道なんてもうとっくにない。
青「もうずっと一緒におるやろ?」
声が少し低くなる。
青「仕事も、生活も…ほぼ全部。」
桃「うん、」
青「それが当たり前になってきとって、」
言葉を探しながらゆっくりと続ける。
青「やけど、それを当たり前のままにしとくん、いややねん。」
ないこの綺麗なピンクの瞳が少しだけ、揺れる。
青「ちゃんと、形にしたいねん」
ポケットから箱を取り出す。
開く瞬間、指先 が震えていた。
青「俺と結婚してください。」
漫画みたいなセリフ。
でも、他の言葉は思い付かなかった。
そして言った瞬間から、周りの音が遠くなる。
ないこはなにも言わない。
ただ、じっとないこのように綺麗で儚いピンクのサファイアが掘られた指輪を見つめる。
長い沈黙に息が苦しくなる。
やっぱり早かったか、とか、タイミングを間違えたか、とか、頭の中でぐるぐると回る。
そのときぽつりと声が落ちた。
桃「……遅い」
重い顔を持ち上げる。
するとないこは、すこしだけ顔を歪めていた。
青「え…」
桃「遅いっていってんの」
確実に声が震えている。
そしてそのまま視線をそらして―
桃「どんだけ待たせんだ、ばか」
ないこの目からは、ぽろ、と宝石のように綺麗な涙が落ちていた。
一瞬理解が追い付かない。
ないこが泣くなんて、あまり見たことがなかった。
桃「ずっと、…わかってたくせに」
もう一粒落ちる。
桃「こっちがどんな気持ちで居たと思ってんだよ」
胸が締め付けられる。
青「…すんません」
自然と、そう言葉が出た。
ないこは涙を拭おうともせず、少しだけ笑った。
桃「ほんとにな、」
そのまま、ゆっくりと指輪に手を伸ばしてくる。
桃「…断る理由あると思う?」
その言葉に今度はこっちが泣きそうになる。
青「ないと思う笑」
桃「もちろん、俺はまろの奥さんになるよ」
はっきりとした声だった。
震える手でしっかりと、指輪をとる。
ないこの指に触れる瞬間、体温が伝わってくる。
そっとはめると、ぴったりだった。
その瞬間、ないこが小さく息を吸う。
桃「…ほんとに遅い」
でもその顔は、泣きながら笑っていた。
そんなないこを見て思わず笑ってしまう。
青「これからは待たせへんから」
桃「期待してる」
少しだけ強く、手を握られる。
桃「浮気すんなよ 」
青「しやんわ」
即答だった。
そのあと、しばらく何も話さなかった。
ただ、同じ時間を共有しているだけで、十分だった。
店を出ると、夜の空気が少し冷たい。
自然と、方が触れる距離で歩く。
前よりもほんの少しだけ近い。
桃「絶対、明日忙しくなる…」
ないこが現実的なことを言う。
青「やな笑」
桃「明日からも、今までよりも、ちゃんと隣いて。」
少しだけ間を置いて、ないこが小さく言った。
青「言われへんくても、そのつもりやけどな」
そう返すと、ないこは満足そうに息を吐いた。
長い時間をかけて、やっとたどり着いた場所。
でもきっと、ここからが本当の始まり。
今までの愛をより明確に、より鮮明なものにした。
次の日、ないこは自慢げにピンクの指輪を見せつけていた。
あの美しい、ピンクの宝石を俺は命を懸けて守ると誓った。
『ピンクの宝石』
…………
プロポーズって最高じゃない??
夢で見て、どうしても書きたくなった。
いつかはプロポーズされてみたい…なんてな笑
青桃の日投稿したかった…と後悔してます。
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