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「彼は友達同士で来てて一番ハンサムだった、その夜ひっかけてそのまま家に連れて帰ったの、そこから避妊しないで三か月一緒に暮らしたの」



「なるほど~・・・それで妊娠したってわけね!計画通りってことね 」




晴美ちゃんもニヤニヤして聞いた



「だってどうしても彼と結婚したかったんだもん」



「もちろんよ!女の常套手段よ!でも生まれたら浮気されない様に気を付けて!」




「新婚旅行はタヒチを考えているの」




晴美ちゃんを感心させたくて、言い添える




「南太平洋はきれいなんですってね」



「ビーチのバンガローを借りて、現地の人みたいに過ごそうって、もっとも赤ちゃん大きくなるまで当分は無理だけど」



「あ~・・すごくロマンチックね、うらやましいわ・・・私達は普通にハワイよ・・・あっそうだ!」



なにか素晴らしいことを思いついたかのように、晴美ちゃんの顔がパッと輝いた




「今日何か予定はある?」



「このあと?」



あたしはキョトンッとして晴美ちゃんに聞く



「ねぇ!うちに来てちょうだい!ベビー用品が山ほどあるのよ、もちろん男の子!うちだけじゃ使いきれないのよ!少しもらってほしいの」




あたしはびっくりして言った



「ええ?悪いわ!」



それでも晴美ちゃんは引き下がらない




「インスタをやってるから、ベビー用品会社が無料でサンプルを沢山送って来るの!宣伝してねって・・・でも私は自分のフォロワーさんに使ってよかったモノだけお勧めしたいの!だから真希ちゃんも使って率直な意見が欲しいの、粉ミルクの試供品とか、ベビーソープとか」




「わぁ~!!いいなぁ~~~」




「本当に沢山あるのよ!ねぇ家来て!」



「行く!行く!」








ママ友の子供を私は誘拐する【毎朝10時更新】

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