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霊夢達はなんの躊躇いもなく中に入っていく…門を超えたあたりから異変の匂いしかしなかった、なぜなら道中全てが、血にまみれていたからだ。
「なあ、変じゃないか?霊夢…」
最初に声を発したのは魔理沙だった。
門を越えてからはどっちも光景に唖然としていて、一言も声を出せなかったのだ。
「えぇ、これは確実に異変ね、そこら辺に落ちてるメイドたちの顔には見覚えがないわ。」
「あぁ、紅魔館かと思ったが違うようだな、まるで全員が何かに引き裂かれたかのように飛散してるよ。」
「そうね、これは一言で表すなら、殺風景すぎる。って所かしら…」
霊夢達は、そんなことを話しながら鮮血で染められた道を進んでいると…奥からさらに強烈な血の匂いが鼻を襲う…まるで、血の池…いや、過去に地獄に訪れたことがあるがあれよりもきつい匂いがしてきている。
「なあ、霊夢…この景色もそうだが、この館…紅魔館じゃないな。」
「魔理沙も気づいたのね。そうよ、この館には風を感じないわ、でも匂いは動いてるってことは空気は一応動いてるのね。」
魔理沙は的はずれな発言にびっくりした。
「風が動かない…?私はそんなこと感じ取れなかったぜ」
霊夢は魔理沙のその発言で驚く。
「じゃあ何で気づいたのよ、この紅魔館もどきが紅魔館ではないことに…」
「霊夢が気づかないなんてな…わかったよ教えてやる…この建物…あきらかに…」
魔理沙がいい終える前に魔理沙は忽然と姿を消した。
そう、手品のように目の前から消えたのだ。さっきまで目の前にいたはずの魔理沙が居ない事を確認した霊夢は、唖然として声も出せなかった。何故ならば、目の前にいた親友がいきなり消えたんだ。
そして数分後…何も出来ずにただ辺りを見渡してると館の戸が空いたのをみてしまった….恐る恐る霊夢は魔理沙を呼びながら扉に近づく….すると扉の中からは血の匂いが嫌という程漂ってきている…
「うぇっ…何よこれ…血の匂いしか中からしないじゃない…どうなってるのよ、このいきなり建った建築物は…いわく付きって所かしら?ややこしいわね…」
霊夢は、そんな愚痴をこぼしながら魔理沙が連れ去られたであろう、建物の中に進むことにしたのである。
霊夢はそこで見たものは想像を絶した光景だった、色んなところに血が染まり、多分まだ新しい血痕から古い血痕まで、種類問わずに沢山の遺体が転がる大広場…
「なんなのよ、この光景は…まるで弾幕ごっこの後…という より単純に殺しあったような、もうそんな変なことを言ってる暇はないわね。とりあえず、魔理沙を探すしかないわね。」
霊夢はまた、小言をいいながら魔理沙を探すという目的を果たすために、血に染った道を進むことにするのだった。
魔理沙はもちろんのこと、人っ子一人見つからず霊夢はこの建物について怪しく思ってきた。
「なんで誰もいないのよ、おかしいわね…こんなに大きな館なのに人がいないなんて、しかもメイド1人も….」
足元に落ちた血の塊の池を見てると、よく見たら…いや、それ以上考えない方がいいだろう。
そんなことを他人事のように考えながら歩いてると、やはりこの館には本当に誰もいなく…部屋一つ一つ全てに血の池や塊…血の匂いがこびりついていた。
人が住んでいた形跡はあるのにも関わらず、誰も1人も見つからない….
「本当に人っ子一人いないじゃない…生き残りの1人くらいいてもいいじゃない…」
流石に歩くのに疲れてどこか休む場所を探してると、歩き回ってると。どこもソファも血塗れなことに気づいてしまい、どこにも座れなかった。
「だいたい、なんでこんなに血だらけなのよ…って、私ったらこんな中休もうとしても休めないわね。」
とりあえず…何か痕跡がないかと探すことにした。
だけど、見つからなかった。
なんでなのだろうか、さっき魔理沙を誘拐した人はこの中に入ったはず…なのに魔理沙はおろか不審者の痕跡すらも見つからない。おかしい….流石に魔理沙も誰もいないということは。
とりあえず、調べるのをやめて帰ることにした。するとちょうど帰ろうとした大広場の床下から魔理沙の声と思われる声が聞こえてきた。霊夢は何かを察したかのように、聞き耳を立ててみる。
「つまりお前はこの館の….それで….」
魔理沙の声を聞こうとするけども、霊夢は聞きづらく…聞き耳をさらに立てようとすると、誰かと魔理沙は口論しているようだ。だけども床下で….なぜ?
そう考えてると魔理沙の声はさらに聞きづらくなる。
「チッ…ただ少し聞き耳を立てるだけじゃ、
聞き取りにくいわね…全く…ここまで来たら…」
霊夢は床に浸ってる血の池を適当に吹き払ってとりあえず耳を床につける…普通に血を頭に着けたくなかったのだろう
「おまえは、なんであたしを連れ去ったんだ?」
「…」
「なんでそんなことを言うんだ!あたしだってお前を考えてるのにな?」
「…」
「いや、あたしだってな?そういうことは思うがな?あいつはそれを信じないと思うぞ?」
「…」
「だから、それを信じてもらいたいなら私を信じさせてからだ!じゃないとあいつに話させないからな!」
「….」
「舌打ちしても意味ないぞ。ほら説明してみろって」
「…」
相手の声は聞こえない。相手が何言ってるかも分からないし、魔理沙は何を言ってるのかも分からない
「聞こえないわね、魔理沙ったら誰と何を話してるのよ。直接聞いて見て確かめるしかないわね….」
やっぱり、だめなんだな耳を当てるだけじゃ。そう思った霊夢は何も言わずにあることを準備し始めた。
数分後…霊夢は霊符を掲げて床に向かって放った。
そして、床を突き破って下に行った。魔理沙は驚いていたがそれよりも驚いていたのは奥に…茶色い髪の右の瞳がが赤く…
左の瞳は茶色い….茶色のドレスを着た綺麗な少女?どちらも驚いて目を開いてる中少女が霊夢に向かって一言質問をした。
「誰?どこから来たの?」
少女が目を開いて驚いていると、少女を守るように魔理沙が少女と霊夢の間に立って、魔理沙からも一つ質問を投げかける
「っ…なんでここがわかったんだよ、」
明らかに動揺してるふたりと霊夢の二対一の空間…明らかに空気が変わったことが誰の肌にもわかるように雰囲気として現れている。
「あなたの声が大きいからよ。」
「なっ…そんなに大きかったか?」
魔理沙は親しそうにその茶髪の少女に聞く…
「えぇ、大きかったわあなたの声は」
容赦なく大きかったと言う少女…それを聞いて魔理沙は少し落ち込み気味になったが、そんなことはどうでもいいと思いながらとりあえず家に帰ろうと言い始める魔理沙…
「いやいや、帰るわけないじゃない。
上の惨劇を説明してもらうまでは帰ることはできないわ」
魔理沙はそれを聞いて言い訳をできない顔をした。それを察したのか少女は魔理沙の前に出て霊夢と向き合って決心を決めた顔をした。
「私は久遠….」
コメント
2件
語彙力ありすぎる 続き楽しみにしています!
うわ……第2話、めっちゃ重い雰囲気になってる……!紅魔館っぽくない館で、血だらけの遺体とか、魔理沙が突然消えちゃうシーン、すごく不気味でドキドキしたよ💦 しかも床下で魔理沙が誰かと話してて、最後に出てきた「久遠」って名乗る少女……彼女が何者なのか気になりすぎる……!続きがすごく気になるよ、久遠彌薙さん……!