――書き出し――
私は……
バァルゼエル「私は…誰だ…』…
――R.s.༗ メリーさんの執事――
【 極夜ノ暁金 編 】(最終章)
メリーさんの執事《偽王の幻夢境編》の続きで変わり、最終章…メリーさんの執事《極夜ノ暁金 編》に変わります…
続きをご覧下さい。作者より。
〈ゴォォォ〉
一線の光が天にまで届くと、
真っ黒に弾け爆発する。
グラトニアジェスター〈グガガガァァァ!〉
背後のヘイロウが赤く光り回転し続けるている…まるで興奮した獣の様に。
Ѧレクリエム「洒落にならん!何だコラ!…ワレの法炎歌でも厳しいって」炎が舞い自身の折損した足を再生させる…
恵マレシ肉片〈マァマ゛〉
ナマムギ「ん!いつの間に!」
群がる肉塊が襲いかかるが、守る様に剣山が生成され恵マレシ肉片を切り裂く。
デスコード「大丈夫ですか」
Ѧレクリエム「全然!大丈夫あらへん!……これが穢れし意識の憎皇って奴かい!」
バベル「この動く肉共、次々と湧いてくる…厄介だ…」
ダビンチ「フライクーゲル6弾装填…」契約錬成で作り出したフライクーゲル(魔法の弾丸)を5発を適当に狙い撃つ。
グラトニアジェスター〈シァァ!〉
放たれた弾丸は意志を持つかの様に動きまわり弾丸は5発ともグラとニアジェスターに命中する…
ダビンチ「…良い子だ、よし次…追加フライクーゲル5弾装填…」別の錬成陣を描き始めながら、また無造作に銃を撃つ。
グラトニアジェスター〈ァァァグ!〉獣の様な口が裂ける程に開いたと思うと口の中に新たな口が現れ「愚者が!禊ギ落チロ!」と人間の発する声で唱える…
背後のヘイロウが青く光り回転し始めると、頭上に巨大な魔法陣が現れ…雨水の槍が降り注ぐ…。
ダビンチ「全員!頭上に注意だ!」周囲に大声で呼びかけポーチから便を取り出す
デスコード「集い守れ」周りの全員を近くに避難させ頭上に大きな結界を作り出す…
バベル「背を低くしろ…」そう言い何重にもなる岩のシェルターを上に貼る…
ナマムギ「こ…これ崩れませんよね」不安になりながら土と氷魔法で補足する…
降り注ぐ雨水の槍は、刃物の様に次々と地面に刺さり、全員の周りは地面がエグれ深い穴ができている…
Ѧレクリエム「あ!危ねぇ!」頭上に貫いて出てくる雨水の槍が目の前を通り過ぎる…
ダビンチ「アドナイの力よ…我らに加護を、慈悲を、救いたまえ…」先程取り出した便を割ると、物凄い神聖な光が溢れ包み込む…。
グラトニアジェスター〈ガガァァァ″〉
背後のヘイロウの回転が止まり雨水の槍がいっせいに止むと同時に、ボロボロになった結界と岩を砕き払う…
デスコード「あの強さと異常性は、祝福の効果か…このままだと…」
\\\\\\\\\\場面は変わり\\\\\\\\\\
Ѧパルロ「本当に…足止め程度でしか相手されない…また合わせす!準備を」少し息切れをしている…
爻綺「はい!」獣と戦闘機が混ざった様な図体のアンシェイドーが獲物を狙うかの様に構える…
バァルゼエル「……呼ばれてる』そう言い4人を見向きもせずに歩み始める…
シリアルキラー「あ…行っちゃう…」
ルシエル「また向かって行った……何の反応も無く見向きもせずに… 」『私や彼に反応も示さない…本当にバァルゼエルなのでしょうか?ですが…身体に繋がれてる鎖はどう見ても本物の 紡がれし戒めの鎖 ですね…絶対主神の創り出した遺物を再現できる者は居ませんし…できたとしても…」…反応に焦り少し長く考える…
Ѧパルロ「そんなに考えてたら疲れますよ…今は彼らに任せるしかないでしょう…我々が足止めをし少しでも時間を長引かし可能性を残すまでですから」
爻綺「行きます!アンシェイドー!」
飛んで行くアンシェイドーに合わせѦパルロもバァルゼエルに向かい撃つ…
バァルゼエル「……また来た…』
そう言い振り向く、周囲には高濃度に圧縮された力がアンシェイドーの威力を抑えるが、手の届く距離まで突破する。
〈ギィィィィッ〉アン シェイドーの第二模擬ターボを再始動させる…
Ѧパルロ「FFF!(非常に強く!)」自身の能力で、アンシェイドーに力を送り威力を強化させ手伝う。
バァルゼエル「・・・ん…』…
片手を伸ばし迫り来るアンシェイドー達に触れ、押し飛ばそうとする…
Ѧパルロ「ぐっ……」
物凄い圧が向かい風の様に襲い、アンシェイドーとѦパルロは押されるも踏ん張り、少し押し返す……
Ѧパルロ「っ……開いた!」
その声と同時に…
〈バァン〉っと銃声が鳴り、銃弾はバァルゼエルの方腕を貫く…
シリアルキラー「当たったよ」
ルシエル「よくできました…」シリアルキラーの頭を撫でて、
ルシエル「紡がれし戒め…」指をちょいと引く…バァルゼエル貫いた弾丸の軌道にそって薄い光の糸が繋がっていた…
バァルゼエル「痛い…怠い…』突然、狂ったかの様に力任せでルシエルが創りだした糸を切り離し、自身に繋がれた鎖をアンシェイドーとѦパルロに打つけ飛ばす…
爻綺「アンシェイドー!」
……アンシェイドーは姿を変えてѦパルロを衝突から守り離れる…
Ѧパルロ「すまないね……今のは一体何?あの鎖に触れると一瞬力が出ない」
ルシエル「あの鎖は、紡がれし戒めの鎖。触れるもの全てに浄化と力に侵蝕させる作用などが有り……端的に言えば無力な赤子に帰す代物です」
Ѧパルロ「無差別デメリット制限ありって呪いじゃない……それにアレが無力な赤子とは思えないほど元気じゃない」
シリアルキラー「……色が変わった…」何か変化に気づきルシエルに伝える…
ルシエル「心色が変わったの?」
様子が少し変なバァルゼエルを見る…
今まで自我が曖昧で無さそうな雰囲気とはうって変わって、何かを思い出し理解する様な表情が口元で理解できる。
バァルゼエル「アァァ、忘れてた…私は大天使…そして我々は人類の神である事に」翼を広げ高笑いをし始める…
バァルゼエル「まだ…記憶が足りない……誰が…誰のせいだ?……うるさい…この声は?誰だァァァァァァ!』
その咆哮は周囲に威圧を放ち、薄らと目に見える程に空気は重くよどみ…穢れし意識と同じオーラが周りを徘徊する。
Ѧパルロ「うっ……気分が…」
爻綺「大丈夫ですか……」心配する…
急に〈グルルルルッ〉と唸り声が隣から聞こえる……その方向を見るとアンシェイドーが獣の様に牙を剥き出していた。
その姿は、曖昧な形ながらもライオンの様な立髪に大狼の様な肉体が陽炎の様に…そして、
アンシェイドー〈ヴァオオ!〉
バァルゼエル「……幻閻の王?』」
……アンシェイドーの大きな鉤爪、その爪は全てを容易く切り裂きバァルゼエルに大きな深傷を負わした。…
ルシエル「分身でも…孤狼の王と同じだなんて……もしかして共鳴して…」
……アンシェイドー?とバァルゼエルが激しく衝突し合い周囲に被害をもたらす。
アンシェイドー〈ヴァオオォォォ!〉
バァルゼエル「アアァァァァァ!』」
戦意のある声は遠くまで響く……
その声は、メシアの墓場まで…
……瀧奈…αメリー…ラス…オグリ…ロディ…の4人1匹が聞こえるくらいに。
……場面は道をたどり変わり……
αメリー「今の音は……」
ラス「感じた事のない気配が…」
瀧奈「大丈夫なんだろうか……小生達だけで、ここまで来てしまったが…」
オグリ「オイラ嫌な予感がするんだな」
ロディ「……進もう…」
この先は、
誰にも理解できぬのだから…
続く→
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