TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

転生した少年は三歳から冒険者生活始めました。

一覧ページ

「転生した少年は三歳から冒険者生活始めました。」のメインビジュアル

転生した少年は三歳から冒険者生活始めました。

9 - 第9話 薬草を採取して魔物を狩り、人さらいを確保してオークを狩り、もうひとつの薬草も採取したよ。

♥

10

2023年12月28日

シェアするシェアする
報告する

フラットの食事が終わるまで、俺は紅茶を楽しんだ。

やっと食べ終わった獲物の残骸処理は、土魔法で穴を掘って埋めておしまい。焼いてもいいんだけど、草原が火の海になるからね。



じゃあ、続けるかと再び探索して、森の入り口から数歩奥へと進んだ。当然、フラットも付いてきてくれる。

しこたま薬草を引き抜いて、アイテムボックスには三百本以上ある。これなら、マーグル草に移ってもいいかな。

そんな風に思いながら最後の一本を引き抜いたあたりで、グルルルゥ~とフラットが唸った。

どうやらその先で誰かが襲われているらしい。魔物だろうか。

気配探索をしてみれば、馬車が停まっていて、近くで人が引きずられている。

フラット! と叫べば、ふぁふっと走り始めた。

俺も強化をかけて後を追う。

なんでこんな所に馬車が? と思っていれば、オークが女性と子供たちを引きずっているのが見えた。男の人たちは馬車を出そうとしているんだけど、どういうこと?

「どうして助けないんですか?」

「な、何言ってんだ。奴隷くらいで命かけられるか!」

え? でも商品でしょうよ、なんて冷静に思ってしまった自分がいる。俺って変なやつかな。

「あいつらは囮だ。お前たち早く逃げろよ!」

ちょっとこいつらはおかしい。

「少し待っててください」

そう言い、土の壁で馬ごと取り囲んでから、森へと入った。


そこでは、フラットが大きなオークと戦っている。

女の人を引きずっていたオークだ。

女性は、放り出されたのか、後ろの方で気を失っていた。子供たちはと見れば、他の数体のオークが担いで逃げている。

ヤバい! と後を追った。

このままだと連れ去られると感じて魔法で対処することにした。


<氷の弾丸>


指鉄砲でオークの頭を狙った。ブシュ! と命中したので、同じように次々倒してゆく。六頭倒して子供たちは自由になった。

「皆、あっちに行くよ」

そう言い、子供たちの身体を治療して走り出す。

殿を走っているが、他にはいないようだ。

「あの女の人のところにいて。最後やつの倒してくるから」

うん、と聞こえたのでフラットの応援に向かった。

だが、フラットは大きくジャンプした後、後ろ足でデカいオークの頭をごろんと地面に転がした。デデンと倒れたオークからは血が大量に出てくる。

頑張ったね、フラットと言えば、ふぁふっとよろこんで駆けてくる。うん、ちょっとまってね、クリーンをかけるから。

「ちょっとこの子たち見てて。女性は動かさないようにね。先にあっちを入れてくるよ。他の魔物を呼びかねないから」

視線を送れば、フラットは皆のところに歩いて行く。そしてきちんとお座りした。

俺はさっきの場所へ向かって、六頭のオークをアイテムボックスに入れて引き返す。そして、デカいオークを、頭もひろって片付けた。


「お姉さんはどう?」

そう聞けば、目を薄らと開いているようだ。


<ヒール>


ほわりと光ったお姉さんはゆっくりと身体を起こした。

「ありがとう。あなた小さいけど、冒険者?」

「そうだよ。僕はナギ。お姉さんたち、どうしてあの馬車に?」

「……私たちは奴隷にされるの。みんな、あちらこちらでさらわれたのよ。でも馬車には貴族の子供が捕らわれていたから、私たちは囮として放り出されたの」

辛そうに言うので、何とかしなくちゃと考える。

やはりギルドに連れて帰る方がいいかな。それとも警備兵に引き渡す?

闇の奴隷商だから、街道じゃない草原を通ってたんだ、と納得してしまった。

じゃあ、一緒に来て、と皆を立たせた。ついでにクリーンできれいにしておいた。

フラットの後ろで待ってるように伝えておく。絶対に離れないようにといっておいた。この子は俺の眷属だから大丈夫だよと言えば安心したようだ。


土の壁に飛び乗った俺は中を確認する。男が三人か。このまま斬り合うのは得策じゃない。それなら魔法で拘束できるかな。

大人の男三人を拘束したいな、と考えるけど、何魔法? まあ、いいか。


<悪い男三人を拘束>


キラッと光ったあと、男たちはその場に倒れた。どんな風になってるのかな、と見てみれば縄で縛られている。うん、これなら大丈夫そうだ。

じゃあ、と土魔法を解除して、馬車の後ろに男たちをくくりつける。そして、貴族の息子だという男の子も皆と一緒に馬車に乗せた。馬車をどうしようかと考えて聞いてみれば、お姉さんが扱えるらしいので、最後をフラットに頼んで、悪人が逃げ出さないようにと馬車を進めた。東へと向かって、近くの道を降りてゆく。ちょうど、ギルドの斜め前に出る道だ。


それからすぐに、街道に出た。そして、ギルドの前で馬車を停めてもらう。

「ちょっと待っててね。ギルドに頼んでくるから」

はい、と聞こえたので、俺はギルドに駆け込んだ。

「あれ、ナギさん。早いのね?」

「違うんです。さらってきた人たちを奴隷商に売ろうとしたやつらを捕まえたので、こちらで対応してください。僕は採取に戻ります」

ええっ!? と大声を上げたお姉さんに驚いたのだろう、ギルマスが顔を出した。そして外まで出てきた後、対応してくれると聞いて安心した。

「じゃあ、あとはよろしく。僕は行きますね」


気をつけろ、と送り出された俺とフラットは、再びさっきの場所まで駆けた。

うん、このあたりはもういいかな。それなら次だね。マーグル草採取に移動だ。



やっとギルドに戻った時にはもう薄暗くなっていた。

ただいま、と皆と話しながら列に並ぶ。すると、ナギさん! と声が聞こえた。

「ギルマスと警備隊長が話しを聞かせて欲しいって。えっと薬草と魔物は?」

はい、いますよ。

じゃあ、先にこっちね、といつもの解体場へと入って行く。お姉さんは籠を取りに行った。

「お帰り。今日はお手柄だったな。喜んでたぞ、皆。で、今日の獲物は?」と聞かれて、オークが六頭とデカいオークが一頭、あとはディックビックがあると言えば、驚きながら、あちらこちらと別の台に出して欲しいと言われた。それぞれをデデン! とおいてから、肉は? と聞かれたので、一番小さいやつでいいから、オークの分厚い部分をと頼んでおいた。端っこは焼くのに面倒だから、塊をもらうんだ。当然、ディグビッグも三頭分お願いした。


その後、籠に二つ、山盛りの薬草二種類を採りだした。もう一つ籠をと言ってくれたけど、無理矢理山に持ったのだ。今日は悪人退治をしていたわりによかったな、とにっこり笑顔でその場を離れた。



「お帰り。今日も大量か?」

「ただいま。そうですね。がんばりました!」

そうかそうかと嬉しそうなんだけど、隣の人は誰?

「疲れてるところ悪いね。私は警備隊長のノットだ。今日はご苦労だったね。ギルマスからは聞いたし、本人たちからも聞いたけど、君からも話しを聞きたくて」

「わかりました。えっと、街道じゃない場所に馬車がいたので、何かある人たちだなとは思ったんですけど、オークにつかまってた人たちを見て、囮だから逃げろと言うあの人たちは善人じゃないと思いました。だから、土魔法で馬ごと馬車を囲んで動けなくしてから、助けに行きました」

「うむ。魔法で。すごいな、魔法も使えるとは。まだ六歳だろ? 素晴らしい人材だ。できればずっとこの街にいてくれるといいんだが」

そういってくれるけど、大きくなったらわからない。

「できるだけ、ここで頑張らせてもらいたいです。僕の故郷と思ってます。そうだ、忘れないうちに言っておきたいので、少し時間を下さい。ギルマス、フラットと僕、ずっとここにお世話になってるんですが、正直狭くなってきました。だから、どこか倉庫か馬小屋みたいな所を安く貸してもらえるところはないでしょうか。フラットも自由にさせてやりたいので、馬小屋とかなら改装して住めるかなと」

「そうだよなぁ。これ以上大きくなる可能性もあるからな。倉庫は高いだろうから、古い馬小屋あたりを聞いてみるか」

「それなら、私も聞いてみましょう。安い家を探すより楽ですから。でも、水や排水もしなくちゃだけど、大丈夫かな?」

「はい、多分。排水は溝まで引けばいいんですよね。それと水は井戸を掘りたいです。魔法でやってみようと思ってます」

なるほど、と感心している。まあ、できるかどうかはやってみないとね。

予算はと聞かれて、今、ひと月銀貨三枚だからそのあたりでと頼んでおく。食事は? と聞かれたので、時々は普通メニューを食べたいけど。でも、フラットは別に作るからと言ってみた。それなら、帰りに弁当を持って帰れと言ってくれる。俺の分だけでもちゃんと食べた方がいいから、と提案してくれる。

「じゃあ、今まで払ってた金をそのまま払えるなら、お前の朝食と夕食の弁当は問題ない。余分にパンもつけられるし、多めに作れるだろうから、家に帰っても食べられるぞ。それに、お前ももっと食うようになるから、予算は今まで通りでどうだ?」

それはありがたい! 多めに作ってもらえるのなら、フラットにも分けてやれるから。

お願いします!

じゃあ、住むところを引っ越す時に翌日分から持って帰れるように、と家が決まって少々の改装ができてから日程を決めることにした。

頼もしい人が一人増えた気がする。隊長さんも探してくれるなら、案外すんなり見つかるかもしれない。


その後、支払いを受け取り、今日も金貨十数枚の世界になった。そんなに稼ぐんだね、というけど。かなり経費もかかるんです、と剣に手を当てる。なるほど、と納得してくれたのは、剣士だからかな。

じゃあ、と手を振って二人で食事に向かった。


美味しい食事を終えて、部屋に戻った俺たちは、クリーンをかけてベッドに座る。フラットは既にベッドからはみ出てるんだけど、斜めに器用に転がる。空いたところは俺のスペースだ。


さてさて。ステータスを確認しましょうか。


■ナギ・ワシュウ

≪ステータス≫

年齢:六歳

性別:男

身長:百十五センチ 体重二十八キロ 白銀髪ロングヘア(生まれてから切ってない)

種族:人間

レベル:8(*10)

生命力:1000(*10)

魔力:1500(*10)

攻撃力:500(*10)

防御力:500(*10)


≪スキル≫

生活魔法

四大属性魔法

解体


≪EXスキル≫

複合魔法

無属性魔法

氷魔法

治療・回復魔法

身体強化

身体強化・攻撃力上昇

防御強化・防御力上昇

魔力・体力回復上昇

剛力・俊足

遠見

鑑定(真偽判定可能)

探索

≪ユニークスキル≫

[アイテムボックス] 隠ぺい

[自動地図オートマップ] 隠ぺい

(広域の地図と現在地、索敵済み範囲の敵と味方の表示ができる。詳細な地理情報の表示も可能)

[探知レーダーサーチ] 隠ぺい

すべてのマップで索敵対象の弱点と詳細情報の表示ができる

状態異常無効

[毒耐性]隠ぺい

==========

[シルバーウルフ王の加護]

眷属:シルバーウルフ:フラット

[創造神の加護]隠ぺい

[幸運]隠ぺい


===今後開花する予定一部表示(隠ぺい)===

召喚魔法

空間魔法

光魔法

錬金魔法

創造魔法

精錬精製

錬成 他多数

ーーーーーーーーーーー


うをっ! とんでもない気がするんだけど気のせい?。

といっても、あまり理解できてないんだけどね。

まあ、身長も伸びた。体重も増えてる。レベルは8か。なんか成長早すぎるよね。

スキルもよくわからないんだ。無属性魔法が増えてるのと、なにやら上昇っていうのがいくつかある。

遠くも見えるみたいだし、俊足って、すごく早く走れるって事かな?

まあ、ありがたいね、アルムおじいちゃんには感謝だよ。

でも、(*10)の意味を教えて欲しいな。そういえば、最近メールないけど、元気なのかな。時間があったら連絡ちょうだいね~




いろいろ考えていたら、そのまま寝ちゃってました。まあ、いつものことなんだけど。

さて、今日も頑張りましょう!


着替えをして剣を腰につけた後、フラットと一緒に階段を降りる。

おはようございます、と一階におりれば忙しそうだ。なんだろうね、いつもと違う気がする。

「ナギさん、おはようございます。今日はこちらを重点的にお願いしますね」

そう言われて紙を見てみれば、全く見たことのない薬草だ。

場所はっと。

ん? これは知らないな?

どこでしょうかと聞いてみれば、街の外になるみたいだ。これ、泊まりになるかもねと地図を見せてもらう。

その間にもわいわいと冒険者たちが集まっている。どうやら問題ありのようだね。まあ、俺には関係ないけど。

じゃあ、と朝食をとって外に出る。

いつものようにサンドイッチとホットドッグをいろいろ買ってから外に出た。テントや寝袋、毛布なんかもある。ランプもあるし野営しても問題ない。

「フラット、今日は街の外だって。かなり珍しい薬草らしいよ。もしかしたら野営になるかもしれないから、薬草をみつけたらついでに薪を拾いながら行こうね」

くわん! と返事するフラットの背に乗る。


街を出るまではゆっくりだ。東へ向かって進んで行くのだが、三十分もいけば、街ではなく荒野が広がってくる。じゃあ、とフラットはスピードを上げた。脳内マップで指定の場所を探しながらの移動だ。新しい場所はいつも時間がかかるけど、一度わかれば問題ない。

今までとは違い、かなりの高額依頼なので、俺にと指名が入って入ると聞いた。初めての指名依頼だから頑張ってきれいな薬草を採って帰ろう。

転生した少年は三歳から冒険者生活始めました。

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

10

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚