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(両親がおそらく死んだ今、私はこれから生きられるのか?)
そう思っていると、腹に痛みが走った。
「うっ…!」
自分の腹がゆっくりと膨らんでいっている。
あの呪霊らしき奴が何かしらの呪いをかけてそうなったのかもしれない。
外に出て近くに住む人に助けを求めるのが1番良いのだろうが、苦しくてそんな余裕はない。
この場に座り込んで、痛みを和らげる方法を考えることしかできなかった。
しばらく苦しみ続けていると、股から異物を感じる。
和式の便所に何とか辿り着き、尿か糞を出そうとした。
「いったた…!」
今まで私のの人生で感じた痛みの強さランキングがもしあるとすれば五本指に入りそうな程の激痛が股に走る。
そうして股から出てきたものは、尿でも糞でもなく未発達の胎児のような物だった。