テラーノベル
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日が変わる頃には参拝客はほとんど来ない。
近所は老夫婦が多いため、夜中に2年参りはうちは少ないのだ。
「それでも、誰か来るかもしれないからねぇ」
女神様はお茶を飲みながら静かに待っていた。
ぼくはテントと椅子で小休憩できるスペースで護とタカシくんと3人で話ながら参拝客待ち。
「来ないねぇ」
なんて言いながら。
「まぁ、ご近所さんも少ないしね」
女神様も言う。
ぼくはふと空を見上げる。
今日は曇って星が見えない。
今日の朝は参拝客がたくさん来た。
昨年からお参りが例年くらいに戻った。
女神様と護でお客様対応をし、ぼくと美子でお茶を出したり紙コップ片付けたり…
「まぁ、うちは近所の同窓会みたいな面もあるから」
というのは女神様の談。
見回すとみんな楽しそうに井戸端会議。
業務の合間に女神様も参加する。
その様子を見て、お正月っていいな、としみじみ思った。
「みんな楽しそうだね」
タカシくんが言う。
「今度、みんなで新年会をしよう」
護も言う。
「あぁ、そうだな」
今年もきっと良い1年になる。
ぼくはそう思った。
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
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