「おじいちゃん!勝手に歩き回っちゃダメって何度言ったら分かるの!?」
「でもなぁ、寝てるだけじゃつまらん」
「つまらないとかいう問題じゃないんだってば!完全に良くなるまではおとなしくしてて!分かった!?」
目を離した隙にいつの間にかベッドからいなくなっていたおじいちゃんを確保し、病室へと連れ戻す。
不満そうに口を尖らせるその手には、売店で買ったと思われるプリンを持っていて、ベッドに上がるとすぐに蓋を開けて食べ始めた。
元気になった証拠と言えばそうかもしれないけど、無理をしてまた倒れてしまうのではないかと心配になる。
「もう大丈夫だと医者も言っていただろう。そんなに心配する必要はない。それより、学校はいいのか?」
急に振られた話に少しだけ戸惑った。
おじいちゃんが退院したら、三人でまた一緒に暮らす予定だけど、立花の屋敷から今通っている学校は遠くて、現実問題、今までとおなじよう****************
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