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#ラブコメ
奏多
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たーくん
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【読者・ゆめかのコメントによる選択】→ 「左の扉を選ぶ!」の続き
平和な村に、ある日突然、王からイケニエを差し出せ、との命令が下った。村長は、自分の娘を差し出すことにし、代りに護衛の女僧侶を雇った。彼女が娘を送り届ける以上の働きをすることを期待して。
ダンジョンに着いた村長の娘と女僧侶は、指示された道(必要な箇所だけが書かれたダンジョンの地図を渡されていた)を進まず、あちこちを探索した。
途中、不定形生物ブロブを使った罠にひっかかり、難を逃れるため女僧侶が衣服を脱いで下着姿にはなったが、それ以外は順調に進んだ。
そしてこのダンジョンの奥に潜むのが「魔霊」と呼ばれる存在であることを知り、「左の扉」を探索することによって、その魔霊に対抗する手段である「聖なる剣」も手に入れた。これは、名前と形は剣だが、武器というより儀式用の祭具だった。
探索の途中で死霊やゾンビの群れに襲われたが、それらは神聖魔法を使う女僧侶の敵ではなかった。村長が雇ったのが戦士や盗賊であれば危なかったかもしれない。
こうして準備を整えた二人は、いよいよダンジョンの最奥、魔霊の待つ部屋の扉を開けた。
そこは小さな部屋で、祭壇のような場所の上に宝石が浮いていた。部屋に入ると、どこからともなく声が聞こえてきた。
「誰だ、お前達は?」
女僧侶が答える。
「あなたが魔霊ね!」
「人間たちはそう呼ぶこともあるな。そういうお前達は……そうか、イケニエとして連れてこられたものたちか」
「まるで他人事みたいね。あなたがイケニエを求めているのでしょう!?」
「それは正確ではないな。私にとっては、イケニエはいても、いなくてもどちらでも構わないのだ。確かに、イケニエがいなければ、私は滅ぶ。だが、それだけだ。私は、ここにあれば、自分の役割を果たすが、私が滅ぶというのなら、それは私の役割が終わったということ。それはそれでかまわない」
魔霊の反応は想像していたものとかなり違った。少なくとも、自分からイケニエを求めているわけではなさそうだ。何か事情があるのだろうか? それとも、これは何かに罠だろうか。
20.これ以上話してもしかたない。「聖なる剣」を使って魔霊を滅ぼす!
21.もう少し話を聞いた方がよさそうだ。魔霊との会話を続ける。
コメント
3件
第21話、読ませていただきました。魔霊が「イケニエはいてもいなくても構わない」と語る場面、すごく印象的でした。これまでずっと「悪役」と思っていた存在が、実は自分の消滅すら受け入れている――その冷めた口調と、逆に女僧侶の熱のこもった問いかけの対比が、じわっと効いてきます。ここで「聖なる剣」を使うか、もう少し話を聞くか、どちらを選ぶかで物語の空気がガラッと変わりそうですね。続きがすごく気になります。