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【読者・あおいのコメントによる選択】→ 魔霊との会話を続ける。
平和な村に、ある日突然、王からイケニエを差し出せ、との命令が下った。村長は、自分の娘を差し出すことにし、代りに護衛の女僧侶を雇った。ダンジョン内の探索で、女僧侶は罠の被害を最小限にするために衣服を捨てて下着姿になったが、ダンジョンの主が「魔霊」という存在であることと、その魔霊に対抗する「聖なる剣」という儀式用の剣を手に入れた。
そしてダンジョンの最奥に魔霊はいた。ところが、その反応は想像していたような邪悪なものではなく、どこか達観したようなところがあった。それが気になった村長の娘と女僧侶は、もう少し魔霊との会話を続けることにした。
「イケニエを……自分から求めているわけではないの?」
「ああ。本来、私はイケニエなどなくても存在できる。しかし、今は私の力の源である森や草原などと切り離され、ここに閉じ込められた。それゆえ、時間が立てばやがて、私はきえさってしまうところであった。だから代りに、イケニエを連れてきて、その生命エネルギーによって長らえさせているのだろう」
「いったい誰があなたを長らえさせているの?」
「私には外のことは分らない。私が消えたら困るやつがいるのだろう」
そもそも、今回のイケニエは王の命令だった。では、魔霊をつなぎとめているのは王なのだろうか?
「……あなたが消滅したら、どんな困ったことがあるというの?」
「私は植物とともにある者。私が消えたからといって植物が消えるわけではないが、それでも私の加護を失い、弱くなってしまうだろう。お前達は私を「魔霊」と呼ぶが、かつては「精霊」と呼ばれたこともあった。私は植物の精霊なのだ」
これまで、この国も何度か厳しい気候に襲われたことがあった。しかし、奇跡的に穀物はよく育ち、基金に襲われたことは一度もなかった。それはこの魔霊の――あるいは植物の精霊の加護があったからなのか? そう考えると、王自らがイケニエを捧げていたつじつまは合う。
……だが、そうすると1つ困ったことがある。もし、邪悪な魔物がいて、それがイケニエを要求し、王も仕方なく要求に応じていたのなら、その魔物を退治すればすべてが丸く収まる。
しかし、この国に必要があって、イケニエを捧げているのだとしたら……。
どうやら、大きな決断の時が迫っているようだ。選択肢は大きく分けて3つある。1つは、手に入れた「聖なる剣」で魔霊を倒すことである。しかし、その後この国はどうなるだろう? さらに、イケニエをつとめるはずだった村長の娘の今後はどうするのか?
もう1つは、魔霊を放置して逃げ出すことだ。その後、魔霊が消滅するか、それとも別のイケニエが派遣されるのか、それはわからない。少なくとも、この幼い娘の命だけは守れる。
そして最後は……国のために村長の娘をイケニエとして差し出すことである。これまで、多くの者たちがそうしてきたように。
選んだあとも考えるべきことはたくさんあるが、今、とりあえずの方針を決めなければならない。あなたは――
22. 魔霊を、倒す。
23. 村長の娘と逃げる。
24. イケニエを、捧げる。
コメント
3件
うわああ第22話読み終えたよ〜!!😭💕💕 魔霊が実は植物の精霊で、この国を守ってた側の存在だったってのが切ない…!「イケニエを自ら求めてるわけじゃない」って台詞にまずグッときたし、王の命令の裏側にもっと大きな事情がありそうでゾクゾクする🥺💦 「倒す」「逃げる」「捧げる」の三択、どれも重すぎるよ…!あおいがどの選択肢を選んだのか、続きが気になって仕方ない〜!!✨
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